競走馬カルテ

2・3歳重賞の出走馬を分析・記録していくブログです。

3月の予想案【9戦4的中・回収率21.8%】

・このページは3月の予想案を1つのページにまとめたものです。

・新しい予想案を上書きしていきます。

・3歳重賞はカルテを作成し、予想案をこちらのページに公開します。

・GⅠ競走は大阪杯はカルテを作成しますが、高松宮記念はカルテの作成は行いません。レースの予想案はこちらのページに公開します。

古馬重賞のGⅡ競走は優先レースが重なるので金鯱賞阪神大賞典日経賞の予想案の公開はありません。

・3月は3歳重賞とGⅠレースのみになります。

 

大阪杯(GⅠ)

 

こんにちは。

 

ドバイへ遠征出来たのに大阪杯を優先させた馬と騎手がいます。馬は③タスティエーラ、騎手は池添騎手。③タスティはドバイから招待状が届いていましたが賞金額が半分にも満たない大阪杯を優先しました。池添騎手はドバイに遠征したドンフランキーの騎乗依頼がありましたが⑧プラダの騎乗を優先しました。この馬とこの騎手、勝負気配が強そうです。

 

確たる逃げ馬不在のメンバー構成ですが、行く馬がいない場合に逃げる想定をしているのが⑦ハーパー、⑨ステラヴェローチェ、⑪ベラジオオペラの3陣営。話的にはリズム重視の競馬がしたいという⑨ステラが逃げるのかなぁと思いました。どの馬が逃げるにしても、先行有利のBコース変わり週ですから馬場バイアスに沿った競馬が可能になりそうです。

 

以上のことと、Bコース変わりの馬場バイアス、枠の並び、脚質を考慮した展開想定から⑧プラダに◎、③タスティを〇とします。

 

乗り替わりが多いですが⑧プラダは主戦騎手が騎乗しているのが良いですね。その池添騎手は自分がドバイを自重したのに「学くんはドバイにいっちゃってぇ」と管理調教師の弟に皮肉をチクリ。兄弟GⅠ制覇を夢みてやって来たのに大事な時にいないなんてと思ったのかもしれません。それだけ今回はチャンスだと考えています。土曜の競馬ではインの狭い処から差し切り勝利を上げており、池添騎手の馬場読みも期待出来ると思います。

 

状態はとにかく良いようで担当さんは「バキバキに仕上がったよ」と自身を持った仕上がりです。完成の域に入って来たと見て良いと思います。競馬振りにも充実感は現れていてポジションを獲りに動けるようになっています。外枠だった有馬記念でも先行ポジションを確保出来た先行力は今回の条件でもアテに出来ると思います。勝ち鞍のない2000mはちょっと短いようにも感じますが、今の立ち回りの上手さならこなしてくれるだろうと祈ります。

 

③タスティの状態にネガティブ発言をした堀調教師ですが、実際の仕上がりはダービー時には及ばないものの菊花賞以上と言う話。それだけデキていれば大崩れの無い馬なので今回も好走してくれると思います。同じダービー馬ワグネリアンもラチ沿いべったりで僅差の3着に。ワグネも黒帽子でしたから同じように再現出来ればいいなぁと思います。ワグネ世代も弱い世代でしたがドバイ組のいない大阪杯で好走。そう言う点もワグネの雰囲気に被るような気がします。

 

▲には⑦ハーパー。枠の並びからベスポジ確定の様な気がします。インの2・3番手に収まる馬が一番有利だと思うのでこの馬の激走は期待十分。枠の並びからすれば⑤スタニングローズがこのポジを獲るかとも考えたのですが、逃げの手も想定しているなら⑦ハーパーがそこに収まることになるでしょう。前走有馬記念は急遽の出走で態勢整わずに不完全燃焼でした。仕上げの面で今回は雲泥の違いがあり、また馬も4歳になり成長を遂げたとのこと。展開次第で勝ち負けも。

 

あと、名前が挙がった⑤スタニングですが、高野調教師はナミュール出走のドバイへ行っております。が、ナミュールより期待を高くしていたのが⑤スタニング。ナミュールはドバイで僅差の2着と走っていますからデキは相当良かっただろうと思われます。期待値でそれを上回る⑤スタニングのデキは推して知るべきかもしれません。△を回しておいた方が良さそうです。その他に②ローシャムパーク⑨ステラヴェローチェ⑩ソールオリエンス⑪ベラジオオペラの5頭に△をつけます。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点づつ×2で6点。◎から△へワイド5点。◎〇-◎〇▲-◎〇▲△の3連複フォーメション16点。全部で29点になります。

 

<印一覧>
◎:⑧プラダリア
〇:③タスティエーラ
▲:⑦ハーパー
△:②ローシャムパーク⑤スタニングローズ⑨ステラヴェローチェ⑩ソールオリエンス⑪ベラジオオペラ

 

高松宮記念(GⅠ)

 

こんにちは。

 

GⅠの基本レーティングは115とされていて、これを3年連続で下回ると降格が審査され始め、改善無ければグレードが下がります。昨年終了時点で115を2年連続で下回ったGⅠはフェブラリーS高松宮記念スプリンターズSフェブラリーSのレベル低下は別な理由もありそうですが、スプリント路線は長く低迷が続いていますからGⅡになってしまっても仕方ない気もします。そんな訳で今年はGⅠを維持するための存亡をかけた戦いとなります。

 

さて、高松宮記念ですがこのレースにはいろいろと面白いデータがあるんですね。私も聞いて初めて知りましたけど

 

高松宮記念はGⅠレースの中で最も勝率が低い

→1番人気の平均着順は6.4着と悪い

・前年の最先着馬は全滅で翌年馬券絡みなし

 

とか。

 

前者はともかく後者はなるほどなぁと思い、ちょっと感心してしまいました。ですが、そんなデータを私が打ち破ってみせましょう!◎に1番人気⑥ルガル、〇に前年の最先着馬③ナムラクレア。これで行きたいと思います。

 

⑥ルガルの強調材料は現5歳世代の勢力図に風穴をあけたことですね。昨夏以降のスプリント重賞は現5歳世代が圧倒的で全部この世代が勝利して来たのですが、シルクロードSで遂に4歳世代の突破を許してしまいました。それがこの⑥ルガルです。ハンデ重賞でしたがトップハンデより0.5k軽いだけの57.5kで突き抜けています。実に強い内容でした。他世代からの新興勢力は魅力的に映ります。ゲート不安の馬ですが、スタートが決まればこうも強いのか?と驚くばかりです。不安が解消したかはまだ分かりませんけど、西村騎手はスタート良いですし、後入れの偶数枠も陣営は歓迎しています。これならちょっとした出負け程度で大きく出遅れることもないでしょう。

 

管理する杉山厩舎は好調でこの先のGⅠを賑わしてくれるはずですが、杉山調教師が最も期待しているGⅠがこの高松宮記念です。そんな期待を持たせるほど⑥ルガルのポテンシャルを高く評価しています。曰く、左回りが良いとのことで高松宮記念は絶対に使いたいレースだったそうです。だとしたら、中京コースでパフォーマンスを上げて来ることも考えられ、加えて馬場不問の道悪巧者でもあります。スタート以外にこれと言った不安がないですね。勝ち負けしてくれるでしょう。

 

③クレア陣営ですが状態、能力はおそらく今がピークだと思われます。と言うのも、5歳になり加齢が進んだことで競走生活も終わりに近づいてきたからです。厩舎の見立てでは今年の秋には枯れ始めるだろうと考えられています。今年に入りこういう話が出始めました。だとしたらMAX状態で走れるのは今回が最後になりますね。ある意味引退レースをメイチで使う状況に似ています。なので完璧に出来上がっているようです。能力やコース・馬場の適性は昨年証明済みですから、これで走らないと考える方が不自然になります。データ屋のこじつけにびびって印を低くしたくないですね。

 

▲は2頭同時評価で②マッドクール⑧ソーダズリング。2頭とも状態が凄くいいですね。

 

②マッドは中京得意。暑さに弱いタイプでこの時期の方が走りが良いそうで、調教にもそれが現れています。陣営曰くパワータイプの見立てで時計がかかる条件は好都合とのこと。

 

⑧ダズリングは昨秋から気性を抑えきれなくなり距離短縮路線へ。1F短縮したタイミングでしっかりと勝利を収めているように、初距離の方が走りそうな気がします。あとは道悪適性がどれだけか?

 

高松恒例の大穴もなにか買っておきたいですね。これは引退が決まっている牝馬のメイチ走に期待したい。1400m戦で崩れず、僅差の競馬を続けた⑫ロータスランドが激走してくれないでしょうか?今回は次がないからオツリ残さずに仕上げたそうで、雨もじゅぶじゃぶ降って欲しいと土砂降り希望。近走はポツン後方の追い込み系ですが展開的にも向いていそう。何気に好走条件が揃っているような。岩田騎手必殺のイン差しが決まれば面白い。

 

他には①ビッグシーザー⑩ビクターザウィナー⑯ウインマーベルに△を。

 

買い方は◎の単複2点。◎から〇▲へ馬連3点・ワイドを3点づつ×2で6点。〇▲のワイドを箱で3点。◎〇から△へワイド4点×2で8点。◎〇から▲△へ3連複2頭軸流し6点。全部で25点になります。

 

<印一覧>
◎:⑥ルガル
〇:③ナムラクレア
▲:②マッドクール⑧ソーダズリング
△:①ビッグシーザー⑩ビクターザウィナー⑫ロータスランド⑯ウインマーベル

 

毎日杯(GⅢ)

 

こんにちは。

 

上がり最速候補=関東馬(天栄調教馬)という図式で予想を組み立てたいところでしたが、あいにくの天気で馬場は重。良馬場だったら⑩ニュージーズで良かったと思うのですが、この馬場でどうなんでしょうか?素質は高く評価されていますが、気性面に課題があるそうで陣営は慎重。毎日杯によくあるダービーの秘密兵器的な感じまではないですね。馬場の事もありますし、キャリア1戦馬のこういうケースは扱いを慎重にした方が良いと思いました。△の押さえまでにします。

 

ここは実績重視で本命(◎)は①ノーブルロジャー。前走後は放牧を挟んでいて、ここはGⅠへの叩き台かもしれません。でも、トライアル戦の様な権利を賞金をと言う陣営は少ないのでこの相手関係なら格や実績がモノを言うと思います。状態面は普通に良いようなので力通り走れば勝ち負けの存在と言えそうです。

 

シンザン記念は内容的に強く、3着馬が次走で重賞好走と相手もそこそこでした。当時は力のいる馬場でしたから道悪にも対応出来るのではないかと期待しています。自在性があり、末脚もしっかりとしているようなので大きく崩れる事はなさそうです。距離もこの時期なら厳密に考える必要はありませんから、1Fの延長もあまり気になりません。

 

トライアルではありませんが、毎日杯をステップにGⅠ出走を目論んでいるのが牝馬の②ルシフェル。中7週のゆとりローテでオークスを目指しています。キャロトFは3頭出しですが、牝馬をあえて毎日杯にぶつける辺り算段あっての采配と言う気がします。斎藤崇調教師も管理していたクロノジェネシスを彷彿させるとこの馬のポテンシャルの高さに期待しています。上がり最速キャラですが、未だ33秒台の末脚を使えたことがなく、そう言う意味では道悪も味方になるのでは?切れ味不足ですから府中のフローラSよりも開催が進んだ阪神の方が良いと思います。結構イケるのではないかと思いました。この馬を対抗(〇)にしたいと思います。

 

▲には道悪の未勝利を圧勝した⑨サトノシュトラーセ。陣営も他が苦にするならウチにはプラスと馬場悪化に前向きです。勝負根性の強いところを見せているのでタフな根性勝負は向いていると思います。小回り・内回りの経験ばかりですが大型馬なのでワンターンの方が良さそうと陣営はジャッジしているそうです。

 

その他は出来れば全頭に印を回したいのですがさすがにそうもいかず、強調材料のない馬から消すしかありません。△には③ベラジオボンド④メイショウタバル⑥ナイトスラッガー⑦ファーヴェントまでとします。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点づつ×2で6点。◎から△へワイド5点。◎〇-◎〇▲-◎〇▲△の3連複フォーメション16点。全部で29点です。

 

<印一覧>
◎:①ノーブルロジャー
〇:②ルシフェル
▲:⑨サトノシュトラーセ
△:③ベラジオボンド④メイショウタバル⑥ナイトスラッガー⑦ファーヴェント⑩ニュージー

 

スプリングS(GⅡ)

 

こんにちは。

 

現在の1番人気は国枝厩舎の④シックスペンス。国枝調教師もあと2年ですからダービー制覇に時間がありません。また、それ以上に時間がないのが2番人気③ウォーターリヒトの河内調教師。クラシックは今年でラストイヤー。以前から話しておりますように皐月・菊へ管理馬を出走させたことはありますが、ダービーは未だ未出走。これでは終われないと力が入っています。2人の御大がかける思いは強いですね。

 

でも、ダービーを勝つことが悲願の国枝調教師に対し、河内調教師はダービーに出れれば目標達成です。達成するなら飛び越えるハードルは低い方がいいですね。最終的にダービーに出れさえすればいいいので、次を考えるより今結果を出す方が重要です。河内厩舎からは本番度外視みたいなムードが漂います。

 

3着で権利を獲っても、皐月賞で上位に入らないとダービーへの優先出走権は手に入りません。しかしながら、臨戦過多な現状から皐月賞へ余力が残るとは考えづらく、そこで好走するのは難しい。それだと目標のダービー出走が叶いません。要するに、ここで2着以上じゃないと河内調教師の夢は立たれるも同然なのです。勝負するならここしかないのという状況ではないでしょうか?その執念に乗りたいと思います。③ウォーターを本命(◎)にします。

 

なお、河内調教師の都合だけを予想の根拠にした訳ではありません。③ウォーターに中山1800mへの適性が無いとは思えないからです。近2走はワンターンコースで脚を溜めて末脚勝負をしていますが、もともとはコーナー4つの中距離を主戦場としていて、そこで凡走はありませんでした。シンザン記念きさらぎ賞の様なコースの方がベストだとは思いますが、決してやれない条件ではありません。また、頭数10頭の少頭数も願ったり叶ったり。これで勝負所が捌きやすくなると思います。不利なくマクってこれるでしょう。近2走の重賞で使った末脚はここに入れば断然抜けていると思うので、末脚発揮に支障がないなら普通に狙える有力馬だと思います。

 

と、本命は決まりましたが相手は絞れないですね。どれもこれもピンときませんでした。また、10頭中7頭が一桁オッズの混戦ですし、どの陣営もこの相手なら権利は獲れると躍起になっています。どの馬も軽視し難い状況です。なので、少頭数だから相手は絞れ!みたいな体裁よりも、「少頭数は荒れる」と言う格言の方に賭けた方が良いと思いました。

 

それでも一応、上位の印はつけておきましょう。対抗(〇)には先行利が期待でき、逃げもありうる⑨コスモブッドレア、▲には上積みが大きそうな⑩スティンガーグラス。中山の中距離を器用に立ち回った実績がある事を評価してこの2頭を上位評価とします。

 

⑨コスブの石川騎手は④シックスにも騎乗して勝利を上げているのですが、これには先着出来るだろうと自信を持っています。⑩スティンガは良くなるのは先っぽいのですが、徐々に成長していて調教の負荷を上げて調整されています。前走以上の走りを期待出来るでしょう。混戦模様のレースなら2頭とも狙い目は立つと思います。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを3点づつ×2で6点。◎から△へワイド5点。◎から〇▲△へ3連複1頭軸流し21点。全部で34点です。

 

<印一覧>
◎:③ウォーターリヒト
〇:⑨コスモブッドレア
▲:⑩スティンガーグラス
△:①ジュンゴールド②ルカランフィースト④シックスペンス⑤チャンネルトンネル⑥ペッレグリーニ

 

フラワーC(GⅢ)

 

こんにちは。

 

1~3番人気にノーザンF系クラブのそれっぽいのが並びました。人気順に⑤ミアネーロ、②カンティアーモ、⑥カニキュルの3頭です。これらはもれなくここをステップにオークスを狙っています。その為には最低でも2着以上の賞金が必要ですが、出走を確実にするには勝利するのが望ましいですね。

 

②カンティと⑥カニの2頭が強かったのは、新潟だったり、府中だったりの大箱コース。それに引き換え⑤ミアネは2戦とも中山であり、負けた前走もアクシデントによる不利で脚をあました僅差でした。この中山実績を評価するべきでしょう。この馬から入るのが最も安全でそうです。

 

シルクRは②カンティと⑤ミアネの2頭出しでルメール騎手が騎乗しているのは②カンティ。セオリーに従えば関係者が力を入れているのはこちらなのでしょう。しかしながら、⑤ミアネがルメール騎手に捨てられたという事ではないそうです。厩舎関係者も津村騎手の方がルメール騎手より合っているとの認識です。前走はクラブの都合でルメール騎手となっていますが、本来の鞘に戻ったと考えて良く、乗り替わりはむしろプラス材料のようです。

 

またその前走はルメール騎手が乗れるからマイル戦を使ったのですが、本来は今回と同じ条件の若竹賞を使う予定でした。厩舎ではもともと中山1800mの方が良いと考えていたので、やはりこの条件に適性があると考えて良いでしょう。調教もかなり動いていたとの事で状態面は申し分ありません。オークスへ駒を進める最有力候補として期待したいと思います。この馬が本命(◎)です。

 

2・3番手評価は②カンティと⑥カニでも良いのですが、②カンティはコントロールが難しいと言った川田騎手の言葉が気になり、⑥カニは中山2000mでコーナリングの差で負けたことから適性面に不安を感じます。いずれも中山コースで強気になれないところがあるので思い切って△にする事にします。

 

ちょっと不確定な要素もありますが⑩ラビットアイを対抗(〇)に、⑫フォーザボーイズに▲を付けて上位評価にしたいと思います。

 

⑩ラビットは横山典騎手がお気に入りで、わざわざ関東に乗りに来ているのもそのため。今週の乗鞍はこの1鞍だけですから渾身騎乗をきっとしてくれるでしょう。逃げ候補としても期待しています。⑫フォーザは器用なレース振りで、レースセンスの高さに惹かれます。この条件は初めてですが対応力が高いので上手に立ち回ってくれると思います。終いもしっかりとしているので最後に詰めてくれるのではないでしょうか?

 

他は①ヒラボクミニー②カンティアーモ④テリオスサラ⑥カニキュルの4頭に印を回します。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点づつ×2で6点。◎から△へワイド4点。◎から〇▲△へ3連複1頭軸流し15点。全部で27点になります。

 

<印一覧>
◎:⑤ミアネーロ
〇:⑩ラビットアイ
▲:⑫フォーザボーイズ
△:①ヒラボクミニー②カンティアーモ④テリオスサラ⑥カニキュル

 

ファルコンS(GⅢ)

 

こんにちは。

 

先週の中京競馬場の1400戦4鞍をチェックしたところ、土曜の中盤以降は良馬場となり、以後のレースは11秒台が持続するスピードの出やすいレースが多かったです。結果、ハイペとなりやすく3Fを33秒台で通過するものが多く、最後の1Fで失速し、差しが決まるというレース展開になっています。先週は開幕週でしたがこの条件に限れば内有利の傾向はそれほど強くなかったようです。

 

また、全体的に締まったレースになりやすいので地力が問われ易く、実質的な距離適性も問われ、1200mベストと言うタイプには厳しいレースになっていたのではないかと思います。以上を踏まえまして、差し馬中心の予想立てが良いのではないかと思います。

 

この想定で行くと、何かと話題の⑤シュトラウスに展開が向くかもしれません。今回は控える競馬で差す競馬を試みるそうです。陣営の話からすると暴走した朝日杯FSからあまり変わってないようです。だから流れの速いここで我慢させることを学んで欲しいという希望があります。大きいところを狙える馬であり、賞金面をクリアしていますから、次走のGⅠに向けて少しでも良い方向にもっていく事の方が大事なのでしょう。だとすると、ここは内容重視のレースになりそうです。勝ちに来た1戦ではないですね。展開は味方しそうですが、有力馬の叩き台的な感じですから隙もあるということになります。ピンもパーもあるなら主軸で扱う訳にも行きません。その能力を評価して4番手ぐらいの☆印に留めたいと思います。

 

現在1番人気になっている⑨ソンシは、⑤シュトラ陣営が今回試みようとしている事を既に前走で済ませています。それまでは先行策でしたが、先の事を考え控える競馬をしています。前と距離を置いた5番手に控え良い末脚を引き出すことに成功しました。出来るかどうかは分からない⑤シュトラよりも、脚質転換に成功している⑨ソンシの方が計算しやすい人気馬となります。

 

また、勝負気配の面でも⑤シュトラを上回りそうです。一応目標ははNHKマイルCなんですけど川田騎手の感覚ではマイルはちょっと長いと感じているようでして、本番よりもここで結果を出しておきたいような気配が陣営から感じられます。差す競馬を前提にすると5枠9番もレースがしやすく、力を発揮しやすいところだと思います。本命(◎)はこの馬が良いと思います。

 

対抗(〇)には朝日杯FSでもラチ沿いから伸びて0.4秒差に走った③サトミノキラリ。前走時からファルコンSは視野に入っていてここを目標に調整されています。前走は先約があったので乗れませんでしたが、鞍上の横山武騎手もデビューの頃から評価が高く、一発狙っているようです。力を出し切ってくれれれば差し切りあっても良さそうです。

 

▲にも差せる①ロジリオン。14k増だった前走を叩き台として、ここは狙ったレースです。余力残しで勝った前走はこの馬の強さを表すものでしょう。ただ、開幕2週目と言っても内にそれほどの恩恵はありませんし、この馬自身器用と言うタイプでもないので最内枠は少々気になています。

 

他は⑤ナムラアトム⑥オーキッドロマンス⑮ダノンマッキンリー⑬エイムフォーエース⑫エンヤラヴフェイスの5頭を△で押さえます。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを3点づつ×2で6点。◎から☆△へワイド6点。◎-〇▲☆-〇▲☆△の3連複フォーメション18点。全部で32点になります。

 

<印一覧>
◎:⑨ソンシ
〇:③サトミノキラリ
▲:①ロジリオン
☆:⑤シュトラウス
△:⑥オーキッドロマンス⑪ナムラアトム⑮ダノンマッキンリー⑫エンヤラヴフェイス⑬エイムフォーエース

 

フィリーズrv(GⅡ)

 

こんにちは。

 

前走逃げているのは⑥シカゴスティングと⑬ポエットリーの2頭。ゲートが開いてからの判断になるのでしょうが、2頭とも控える競馬を考えているので先導役がいない展開も想定されます。ガンガン行くタイプもいないので案外流れは速くならないかもですね。ある程度は流れるでしょうが、激流想定まではしなくて良いかなぁと思っています。

 

本命(◎)②ロゼフレア。来週のファルコンSなんですが、私は3戦2勝2着1回のソンシが勝つのではないか?って思っているんですけど、この馬に唯一土を付けたのが②ロゼフです。これを能力的担保に出来るのではないかと考えました。阪神1400m実績はメンバー一番だと思いますし、レースの流れに合わせて競馬が出来ますからスローなら前付けする事も可能です。

 

本来は1番人気だった前走紅梅S桜花賞までの賞金を確保しておく予定だったのですが、展開向かずで差し不発。また、月イチ出走で5走していたので本調子にありませんでした。立て直せればもっと走れるというのが前走後の関係者の評価であり、今回しっかりと立て直してきました。早い段階から桜花賞を見据えていたようなので権利意欲も高いでしょう。一発狙ってみたいと思います。

 

力は抜けている①コラソンビートは対抗(〇)以下には落とせません。本番度外視と言いう訳ではないですが、フィリーズrvは勝ちに来た1戦なのでそれなりに調整された状態で出走しています。膝の調子がおかしいとエコー検査しているのが不安材料と取り上げられているようですが、陣営は大丈夫との判断。進路が左側しかない1番枠だと馬群を捌くのに苦労するかもしれませんが、僅かなスペースでもあれば抜けて来てくれると思います。

 

▲には③バウンシーステップと⑤カルチャーデイの2頭を同評価しておきたいと思います。③バウンシ陣営もマイルまでは持たせようと意識的に控える競馬をしてきましたが、それも桜花賞を見据えての事だと思うので権利を採っておきたい1頭です。末脚の安定感は増して来ましたし、使う毎にレース振りも安定してきたので期待の出来る1頭だと思います。⑤カルチャのファンタジーSの内容はハイパフォーマンスでした。この馬も明らかにフィリーズrvが本筋で狙っています。前走から一つ完成度が上がって来たとの事なので今なら坂のある阪神コースにも対応出来ると思います。

 

他は⑥シカゴスティング⑨レディマリオン⑪マーシーラン⑫ジューンブレアの4頭に△を回します。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で6点づつ×2で12点。◎から△へワイド4点。3連複は①コラソンを軸にした〇-◎〇▲-◎〇▲△のフォーメション15点です。全部で33点になります。

 

<印一覧>
◎:②ロゼフレア
〇:①コラソンビート
▲:③バウンシーステップ⑤カルチャーデイ
△:⑥シカゴスティング⑨レディマリオン⑪マーシーラン⑫ジューンブレア

 

ディープインパクト記念(GⅡ)

 

こんにちは。

 

⑤シンエンペラー、⑥トロヴァトーレ、⑨ダノンエアズロックの3頭は土曜夜の段階で3.0~3.3倍の間で人気を分け合っていました。人気順は見る度に変っているのでほとんど差がない評価になっていますね。3強対決の様相です。この3陣営はそれぞれ勝ち負けを期していますが、多少の温度差があるようでして、

 

⑨エアズロック:まず勝ち負けでしょう

 

⑥トロヴァ:勝ち負けになるでしょう

 

⑤シンエンペ:勝って本番に向かいたい

 

と、下に行くほど願望度が大きくなっています。賞金的に本番出走が確定している⑤シンエンペ陣営は叩き感が滲み出てたのかもしれません。軽視材料となりそうです。また、⑤シンエンペには他にも軽視出来そうなネタがあります。4番人気⑩ファビュラススター騎乗の横山武騎手は⑤シンエンペの新馬戦に騎乗していてその背中を知っているのですが、⑤シンエンペならなんとか出来るかもしれないと逆転の可能性を感じているようです。

 

横山武史騎手のこの感触を裏から読めば、⑥トロヴァと⑨エアズロックには力差を感じているとも取れます。だとしたら、DI記念は⑥トロヴァか⑨エアズロックと言う事にになりそうですね。どちらも権利を獲らないと話になりませんから。

 

この3頭でほぼ決まりそうな雰囲気ですが、昨日のチューリップ賞の様なこともありますから1頭、2頭が脱落する可能性は考慮しておいた方がいいですね。そこは展開面と今の馬場バイアスから考えるのが良いと思います。

 

DI記念はスローになりやすいので近年は前々の馬で決まるケースが顕著です。8~10年前は差し・追込みの好走もありましたが、この7年間はほぼ4角5番手にいないと馬券になる事ができません。21頭中18頭が該当し、例外の3例中2例は重馬場だった20年で、残りの1例も4角6番手でした。良馬場なれば極端な後方待機に出番はなく、先行力を持って前に陣取るか、機動力で4角前に射程圏に取り付くかしないといけません。かつ、今の中山は逃げ馬が残りやすく、イン前バイアスが強く働いているので、この傾向を後押しするでしょう。

 

以上を踏まえまして、機動力があり、重賞級の力も備えている⑩ファビュラの食い込みは計算出来ると思います。東スポ杯2歳S2着の③シュバルツクーゲルは2番手の競馬が板についていて安定した先行力で中山も向きです。この2頭は押さえておくべきだと思います。堅く収まりそうなので印はこれぐらいにしておきたいですがもう1頭だけ。大穴として逃げる可能性を示唆しており、状態面がとても良い⑪ニシノフィアンスまで手を拡げたいと思います。この3頭を△で押さえます。

 

肝心の上位評価の印ですが、当初は⑥トロヴァ本命でこの馬が抜けて強いと思っていたんですけど、調教で動き過ぎてしまったようですね。調教後に大丈夫との判断になっていますが、予定していたメニューより4秒近くも速かったとのこと。4秒はさすがに大違いだと思うので、見えない反動とか当日のテンションとかは気になります。それでも権利は獲れると思っていますけど、今回は対抗(〇)にします。

 

よって、本命(◎)は⑨エアズロック。ここまでの2戦は正直疑わしいなぁと思っているのですが、そう言えば昨年優勝のタスティエーラも共同通信杯(4着)でダメ出しして評価しませんでしたが、DI記念で本命にしたら成功しました。タスティと同じ堀厩舎ですから縁起も良いし、ここは自分を否定してこの馬を中心視することにします。それに府中戦の内容が物足りないと感じたなら、中山の方が良いという事だと思うので私が思う以上に強い競馬をしてくれるかもしれません。

 

既に先を見こしているのでメイチではありませんが、師曰く、皐月賞を120点としたら今回は100点とのこと。要するに満点の仕上げという事です。泣きの多い堀調教師がここまでいうのですから、これは信用に足ります。また、騎乗するキング騎手は今日が短期免許最終日。今回の来日で良い成果を十分残したと思いますが、その集大成と気合が入る1戦です。身元引受厩舎は掘厩舎、身元引受馬主はダノンさん。これで⑨エアズロックに恩義を感じない訳がありません。渾身騎乗は確実でしょう。

 

▲に⑤シンエンペ。状態は前走以上との話ですが、その前走が底に近かい状態ったので前走以上は当たり前の話です。まだまだ子供と完成度が足りていないと厩舎では評価されていますし、ここもメイチではありません。それでも勝ち負けしているのですから能力は間違いないですけど、隙があるならこの馬なので3番手評価は妥当だと思います。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点づつ×2で6点。◎から△へワイド3点。◎-〇▲-〇▲△の3連複フォーメション7点。全部で18点です。

 

<印一覧>
◎:⑨ダノンエアズロック
〇:⑥トロヴァトーレ
▲:⑤シンエンペラー
△:③シュバルツクーゲル⑩ファビュラススター⑪ニシノフィアンス

 

チューリップ賞(GⅡ)

 

こんにちは。

 

3歳初戦が桜花賞と言うパターンが当たり前になったので賞金クリアの実績馬が出走して来ませんでした。なので、今年は全馬に権利が必要です。どの陣営にもその意欲がありますね。それだけにその意欲だけで優先順位を決められません。稍重であることや、開幕2週目でイン前有利など、馬場の特徴を考慮して展開上有利な馬を見極めたいところです。

 

また、最近だとナミュール、ちょっと古いとダノンファンタジーなどがそうでしたが、直線で馬群から抜け出すの手間取りました。こういうシーンが目立つのがチューリップ賞の特徴なんじゃないかなぁ?と思います。権利意識が強いのでどの馬もロス無くタイトに周って来るのでインガゴチャつきやすいからそうなるのだと思います。出来るだけスムーズな競馬が出来る馬の方が力を出し切れるのではないかと思いました。

 

その点を考慮すると、枠が内過ぎず、外すぎない⑨スティールブルーと⑩ガルサブランカの5枠2頭は良いですね。この枠ならイン前馬場の恩恵も受けれそうですし、包まれることなくスムーズに追い出すことが出来ると思います。この2頭を中心視したいと思います。

 

本命(◎)はイクイノックスの妹を6倍台で買えるならお得感があるなぁと思うので⑩ガルサにします。ここまではスロー競馬しか経験が無いので内容的に物足りませんが、カルテでも触れたように地力の問われない展開に付き合っている感じで、馬も走りにくそうに感じました。相手が強く、レース内容がシビアになった方がこの馬の秘めたる力が発動するのではないかと思います。厩舎でもポテンシャル的には一番かもしれないとの話。つまり、レガイラやチェルヴィニア以上の可能性を厩舎も感じているという事です。ルメール騎手もいずれ走ってくるからと期待は小さくありません。前走よりは完成度も上がってきているとのことなので、これまで以上のパフォーマンスを発揮するのは確実だと思います。先物の狙いで行きたいと思います。

 

対抗(〇)に⑨スティール。フェアリーSは位置取りの差で負けただけなので見直す余地があります。位置取りが下がったのも他馬との接触でリズムを崩したことが原因とのこと。それなら力負けではないですね。本来は自在性があり、操縦性も高いので、こういう馬に川田騎手が乗るのは凄く良いと思います。その川田騎手の評価もまぁまぁ良くて、トライアルなら勝負になると期待しています。中山よりも広々とした阪神外回りの方がレースもしやすく、追い比べで上位に迫ってくれるのではないでしょうか?

 

▲にはそのフェアリーSを時計面、内容面で上回る⑤ミラビリスマジックがいいでしょう。本当は本命筋で期待していたのですが3枠では馬群に包まれそうだったので踏み切れませんでした。ただ、本馬は既に馬群を割る競馬が板についていて、進路を切り替える際も器用な小脚を使えます。この馬なら馬群から抜け出して来てくれると思います。指揮官の国枝調教師は権利を取れば栗東に居残るプランを考えていて、それはつまり桜花賞出走へ具体的なイメージを持っているということです。この路線における師の見極めは一流ですからやはり侮れないですね。

 

それ以外では⑯タガノエルピーダ陣営、④ワイドラトゥール陣営の権利意欲の高さは目につきます。前者は大外枠を、後者は追込み脚質の問題がネックになったので△までとしましたが、勝ち負けまで見込める仕上げだと思います。

 

あとはイン前馬場の恩恵がありそうな逃げ馬を警戒して⑫ショウナンマヌエラと⑬エラトーの2頭に△をつけておきたいと思います。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で6点。◎から△へワイド4点。◎〇-◎〇▲-◎〇▲△の3連複フォーメション13点。全部で25点です。


<印一覧>
◎:⑩ガルサブランカ
〇:⑨スティールブルー
▲:⑤ミラビリスマジック
△:④ワイドラトゥール⑫ショウナンマヌエラ⑬エラトー⑯タガノエルピーダ

 

▼10月~2月の回収率は55.3%でした。

月毎に予想をまとめていますので参考の目安になるよう掲載しておきます。資金配分まで公開するつもりはないので実際はそんな事もないんですが計算や表示方法の関係で単複も含めた全点を均一で計算すると回収率はこうなります。

☆22年10月~23年9月の回収率は84.7%でした。