競走馬カルテ

2・3歳重賞の出走馬を分析・記録していくブログです。

12月の予想案【7戦3的中・回収率65.2】

・このページは12月の予想案を1つのページにまとめたものです。

・新しい予想案を上から順に上書きしています。

・2歳重賞はカルテを作成し、予想案をこちらのページに公開します。

有馬記念はカルテを作成し、予想案をこちらのページに公開しますが、チャンピオンズCは予想案のみこちらのページに公開します。

古馬重賞はステイヤーズS阪神CのGⅡ競走のみ予想案をこちらのページに公開します。

 

ホープフルS(GⅠ)

 

こんにちは。

 

凱旋門賞馬の弟と言う肩書がある⑥シンエンペラーはここを勝つようならイギリスダービーを目指そうかなんて話も出ているようですし、牝馬の⑬レガレイラもここを勝ったら皐月賞・ダービーも視野に入ると関係者は期待しています。また、マイル色の強い①ゴンバデカーブースもここで可能性を感じられたら皐月賞に舵を切れると話しています。希望と言う名のレースに相応しく、それぞれ壮大な夢を持ってホープフルSに挑みます。この中から勝ち馬が出る可能性は高いように思います。

 

この3頭なら期待したいのは⑬レガレイラです。中距離適性が高いと考えられていて、桜花賞ではなく、オークスと言う言葉が先に出るほど。アイビーSは取りこぼしましたが、札幌2歳Sの勝ち馬を子供扱いした新馬戦の内容からも距離への適性は間違いなし。また、アイビーSには展開的な敗因もありましたが、体調面が整い切れていなかったという話も。今回は帰厩時から調子が良く、順調に調整が進んだとの事で上積みが大きく、前走以上は確実です。

 

桜花賞を目指す馬なら必然的に牝馬限定レースに進みますけど、中距離路線を最初から行っているこの馬は常に牡馬との闘いばかり。性別も関係ないですね。それにご存じのように今年の阪神JFはレコード決着となっています。また、ご存じのように今年の2歳世代の斤量は昨年よりも1k重いもの。昨年より重い斤量を背負いながら、歴代の名牝たちを上回る時計で駆けているのですから、2歳牝馬のレベルは高い。性別が理由で評価が下がるなら積極的に狙うべきでしょう。

 

また、ルメール騎手も将来性を買っています。抽選対象馬の騎乗を受けるぐらいですからよほど才能を感じているのでしょう。ルメール騎手はGⅠ昇格以降の6年で4度3着以内の成績で、なんだかんだとこのGⅠもルメール騎手が頼りになります。ちなみに、馬券になれなかった2頭のその後を見れば力不足は明らかで、それっぽい馬なら確実に馬券圏内に持ってきます。そんなルメール騎手でもこのレースはまだ未勝利。ここは初勝利目指して頑張って欲しい。そうすれば⑬レガイラに最優秀2歳牝馬の可能性が出て来ます。そうなれば面白いですね。

 

周辺の話からすると陣営は本気でここを勝ちに来ていて勝負度合いはかなり高そう。スタートで出負けするので勝利濃厚とは考えていませんけど、入着の可能性は非常に高く感じていますので、本命(◎)は⑬レガイラで行こうと思います。

 

対抗(〇)には上述①ゴンバテか⑥エンペラーのどちらかを採りたいとこですが、①ゴンバテはまだ距離に絶対的な自信を持っている訳ではなく、気性的に幼い面もあるようです。また、⑥エンペラーも前走の反動が大きかったらしく、ここも本来は回避する予定だったそうです。実績のある人気馬には不安材料も少なからずあるので破綻の不安も感じます。それなら、2歳GⅠですから幅広く流して穴目に抜けてくれる可能性に賭けた方がいいかもしれません。

 

よって、①ゴンバテと⑥エンペラーに、②ヴェロキラプトル⑨タリフライン⑩シリウスコルト⑪ショウナンラプンタ⑮ウインマクシマム⑱ミスタージーティーを加えた8頭を相手としたいと思います。

 

ただ、この中で鮫島騎手と松岡騎手のやる気の高さに共感出来たので⑪ラプンタと⑮マクシマムの2頭に〇印をつけて馬連対象にしようと思います。他は△です。

 

※と、最終的な確認をしたところ①ゴンバデが回避となったので、以下は修正したものを更新致します。

 

買い方は◎の単複2点。◎から〇へ馬連2点。◎から〇△へワイド7点。◎から〇△へ3連複1頭軸流し21点。全部で32点になります。

 

<印一覧>
◎:⑬レガレイラ
〇:⑪ショウナンラプンタ⑮ウインマクシマム
△:②ヴェロキラプトル⑥シンエンペラー⑨タリフライン⑩シリウスコルト⑱ミスタージーティー

 

有馬記念(GⅠ)

 

こんにちは。

 

土曜日に行われたグレイトフルSの勝ち時計は2:32.0。これはブラストワンピース、エフフォーリア、イクイノックスが勝った有馬記念と大体同じタイムです。速いですね。グレイトフルSの過去年と比べても1秒半から2秒は時計が速いと思います。例年よりも時計が出るならイン前バイアスがかかりやすくなります。枠の内外はいつも以上に重要かもしれません。また、時計が出やすい=軽斤量馬に有利と言う方程式も働きます。上記3頭の有馬記念勝ち馬が全て3歳馬である事も偶然ではないのでしょう。予想の上で大事な要素になりそうです。

 

さて、有馬記念です。賞金は5億円。これだけのレースを勝つには行き当たりばったりで良い訳がなく、どんなGⅠでも計画性やそこに至るまでの戦略は重要です。年末の喧騒に浮かれることなく、この点を重視すれば今年の有馬記念でどの馬を信用すれば良いかはわりと簡単です。計画性とはローテションと置き換えて良く、戦略とはフレッシュさ、つまり秋2戦目であると考えて差し支えありません。

 

この筋書きを重視すれば買って良いのは⑩ジャスティンパレス、⑬タスティエーラ、⑮スルーセブンシーズの3頭だと思います。この3頭は秋2戦目の戦略性を満たしていますし、菊花賞天皇賞(秋)凱旋門賞からと有馬記念までに十分ゆとりがありますから計画性も満たしています。この中で最も緻密にやって来たのは⑩ジャスティン陣営です。本命(◎)にはこの馬が適任だと思いました。

 

詳しく話しますと、先日引退したイクイノックスに最も多く負けたのがこの馬。その戦績は5戦5敗。これだけやればいくらやってもイクイノックスに勝てない事はわかります。管理する杉山調教師もあの馬には逆立ちしたって勝てないだろうと話しています。そこで考えられた作戦が鳴くまで待った徳川家康型の戦略です。信長、秀吉が亡くなるまでじっと耐えて天下を取ったように、イクイノックスが引退してから勝負を賭けようとJCを使わず有馬記念まで待機していました。

 

今思えば、長距離馬が中距離GⅠ天皇賞(秋)に出走してきた事に違和感を感じましたが、これで合点が行きました。有馬記念から逆算して最も有効的なステップを探した時に自然とそうなったのでしょう。このレースなら定量で走れますし、近3年は天皇賞(秋)組が優勝している最高のローテション。有馬記念までに十分なリフレッシュ期間を取れる、最良の叩き台です。

 

超レコードに付き合ってしまった誤算はありましたが、目標のレースでもなかったので、気楽に乗って直線だけの競馬をしたことで、反動も無かったと言います。ほぼ陣営の思惑通りに事は進み、調整も万全と言って良いデキです。

 

この私でさえ夏頃にはイクイノックスのJC引退の噂を聞いているのですから、競馬関係者がそれを知らないはずがありません。有馬記念にイクイノックスが出走しない可能性は大きく、それに賭けた陣営の作戦勝ちです。また、こうして人事を尽くしたからこそ天命を授かれたのだと思います。3年連続優勝、4年連続連対の最強5枠を引きました。後は結果を待つのみです。

 

なお、先週終了しましたが今年の大河ドラマは「どうする家康」でした。世相を反映すると言いますから、私なりに世相を反映してみました。家康型の大器晩成⑩ジャスティンに賭けてみたいと思います。1番人気になっているのは想定外でしたが、今年の本命(◎)は⑩ジャスティンでいざ参る!

 

続いて、対抗(〇)にしてみたいのは⑬タスティエーラ。堀調教師は今更ながらに菊花賞は8分ぐらいとか、有馬記念を想定して菊花賞に直行したとか話していて、それはちょっと白々しく聞こえるのですが、上積みが大きいのは本当でしょう。また、この中間にも馬の成長が大きかったらしく、前走以上の状態は整っていると思います。操縦性が良く、中山適性も高いとなれば面白い。時計が速くなりそうなので、2k差も例年以上に有利になりそうなのも良い。古馬との力差次第ですが、案外やれそうな気がします。

 

そして、ムーア騎手の起用の仕方。この再来日は物凄く不自然です。落馬で負傷したのはわざとじゃないでしょうが、そこからの切り替えが非常に早かった。この時点から堀調教師の頭にはこの最良の策が頭にあったのだと思います。さっさと返して、有馬に備えさせたのでしょう。

 

こういう突発的人事はリスグラシューで勝ったレーン騎手の時に似ています。これはしてやったりなのではないでしょうか?レーン、モレイラ、ムーア騎手と言えば堀厩舎の主戦ジョッキーの様なもの。最良の鞍上を有馬記念で迎えられました。これも針の穴を通すような緻密な戦略です。

 

枠が外めなのは気になる材料です。ただ、ムーア騎手の枠番決定後のコメントは「他の馬がまだ決まっていないのでコメントできない」と言ったもの。ここから察すれば、他馬の枠番次第で諦める必要はないと言っているのだと思います。結果、⑬タスティより外に有力馬が入りました。これでまだ可能性は残されました。強力牝馬2頭が8枠に収まったことでまだやり様があり、ムーア騎手にしてみればレースはしやすくなったかもしれません。その手腕に期待したいと思います。

 

この流れで行けば、▲には⑮スルーセブンを採るべきでしょう。しかし、この枠は少々厳しそうですし、イン前バイアスが働きそうな馬場状況で後ろから行く馬は買いにくかったです。

 

同じように、後方ポツンもありそうな⑤ドウデュース、末脚の瞬発力で勝負する①ソールオリエンスも脚質的に気になります。だったら馬場を味方に出来る④タイトルホルダーで良さそうですが、生産者の岡田牧氏に言わせれば絶好調時に程遠いとのことで、やっぱり怖い。

 

だったら▲無しでもいいと思いましたたが、ここはあえて②シャフリヤールを▲に採りたいと思います。

 

まず、臨戦過程の不安を払拭させて頂きます。目標は香港だったので、この時に超絶メイチに馬は出来ていたのだそうです。が、回避。しかし、回避の理由は最近よくある現地医によるドクターストップ。日本の感覚なら全く問題ない状況だったそうです。馬は走れる状況ながら目標を失いました。が、まだ有馬記念のエントリーは締め切られていなかったのがラッキーでした。

 

厩舎サイドはスーパーに仕上げた香港のデキを維持すればいいだけだと話します。その程度なら競馬場でも十分対応出来ると考えています。だとしたら、滞在競馬で有馬記念を使えるのですからこれはこれで最高です。むしろプラス材料になるのではないでしょうか?

 

有馬記念への適性はBCで十分見せたと思いますし、同じようなコースを2走続けて走れるのはプラスです。そのBCと同じラチ沿いを狙える枠も引き当て、馬場のバイアスもこの馬に向きそう。これは結構やれるのではないかと私は思いました。それほどリスキーな感じがしなかったので、思い切って▲で狙ってみようと思います。

 

その他は、①ソールオリエンス④タイトルホルダー⑤ドウデュース⑮スルーセブンシーズ⑯スターズオンアースの5頭に△を付けます。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点づつ×2で6点。◎から△へワイド5点。◎から〇▲△へ3連複1頭軸流し21点。全部で34点です。

 

<印一覧>
◎:⑩ジャスティンパレス
〇:⑬タスティエーラ
▲:②シャフリヤール
△:①ソールオリエンス④タイトルホルダー⑤ドウデュース⑮スルーセブンシーズ⑯スターズオンアース

阪神C(GⅠ)

 

こんにちは。

 

賞金の高い阪神Cはその年の最終週に行われますので、有馬記念と同じようにGⅠ馬や有力馬が引退レースに使いやすい一面があります。昨年1着ダイアトニック、一昨年2着ダノンファンタジー、そして17年1着イスラボニータなどがこのレースをラストレースと定めて、引退前のメイチ仕上げで連対しています。そう言う馬がいるなら積極的に狙うべきだと思います。今年で言えば⑩グレナディアガーズですね。満足いく仕上げ、オツリの無い仕上げとこの馬もばっちり引退メイチで仕上げています。

 

この秋はマイルCSも目指さず、香港にも行かず、1400mGⅡのスワンS阪神Cを決め撃ちしています。残り少ない競走生活は適性重視でローテが組まれています。スワンSは賞金も少ないですし、骨折明けな上、馴染みのない京都と力を入れらない理由は多く、狙って獲りに行くなら当然阪神Cとなります。ここは最大目標のレースと考えてよいでしょう。

 

スワンSはイン前決着の展開で出遅れて、外々追走でチグハグなレース。これは度外視可能でしょう。それでも使った上がりは2位を記録していて、6着まで追い上げています。上位の末脚は健在でした。あの脚があるならなら上位に扱える力量はまだ保持されていると考えます。

 

阪神Cは一昨年1着、昨年2着と走っており、リピーターレースとしての性格からも適任です。鞍上をムーア騎手に強化して来たことも勝ってくれのサイン。また、他の有力馬に急仕上げな馬が目立つなか、この陣営は容易周到、準備万端、不安材料がありません。多角的に見て、最も本命(◎)に相応しいと思います。私も狙い撃ちたいと思います。

 

対抗(〇)には④ウインマーベル。まず、枠が良いと思います。阪神は残り3日でBコースになり、本日はその初日。インを走れる4番枠はいいですね。また、④マーベルの好走パターンも内々で器用に立ち回り、最後に一脚使って抜け出す形。前走の様に外々追走から脚を伸ばすと勝ち切れません。内枠を引けたことはこの馬のプラス材料です。

 

他に距離適性的にも買いだと思います。4歳になり1200mだと忙しくなっていて、この距離ぐらいが良いだろうと高松宮記念の頃には評価が改まっています。実際、1400m重賞が3・5着と好走を続けていて、スプリント重賞よりよほど安定しています。

 

このように距離、枠と条件がかなり好転しており、とても噛み合っているように思います。さらにデキも上がっているとのことで、期待はさらに高まります。④マーベルには積極的に買える材料が溢れています。

 

▲にも1400mベストで、絶好調なデキにある⑫ララクリスティーヌ。かなり仕上がっているらしく、調教をつけた中井騎手も「痺れました」と絶賛のデキ。また、どうも冬場がいいらしいですね。京都牝馬Sを勝った同じ舞台もグッドでしょう。スワンS組の出走が多いですが、そこで2着と走っているなら上位扱いで問題なさそうです。

 

スプリンターズS勝ちの⑬ママコチャは状態は整ったそうですが、太目で帰厩してきて絞るのに時間がかかった感じ。急仕上げなイメージがあるのでちょっとだけ評価を下げています。力通りなら勝ち負けですが、枠も外目に入っていますので4番手の☆印にしておきます。

 

他は③エエヤン⑥ピクシーナイト⑭アグリ⑰ウイングレイテストの4頭に△を付けます。

 

買い方は◎の単複2点。◎から〇▲☆へ馬連・ワイド3点づつ×2で6点。〇▲☆のワイドを箱で3点。◎から△へワイド4点。◎-〇▲☆-〇▲☆△の3連複フォーメション15点。今回は30点になります。

 

<印一覧>
◎:⑩グレナディアガーズ
〇:④ウインマーベル
▲:⑫ララクリスティー
☆:⑬ママコチャ
△:③エエヤン⑥ピクシーナイト⑭アグリ⑰ウイングレイテスト

 

朝日杯FS(GⅠ)

 

こんにちは。

 

能力はあって、個性も強くて久しぶりに面白い馬が出てきたなぁと思うのが⑰シュトラウス。前向き過ぎてコントロールが利きません。陣営も日本人では無理と考えていて、腕っぷしが強い外国人じゃやないと御せないと決めつけています。

 

デビューの頃から言われ続けているのがパワーがあること。それもとんでもないレベルで力強いという話。不良馬場で9馬身と言う衝撃的なデビューもそれに裏付けられています。界隈からは中学生に大人が1人とか、国産車の中に1台だけ外車が混じっている、みたいな表現がされています。ポテンシャルだけなら1頭だけ抜けた存在であるようです。

 

その能力を前向きすぎる気性が妨げているのが現状です。だから、私はずっと思っているのですが、こんな馬はぶっ放しちゃえばいいんです。先々は知りませんけど、2歳戦ならそれだけでも十分勝ち負け出来ると思います。そう言う意味では大外枠はむしろ歓迎で1頭だけ自分の競馬に徹していれば良い結果も待っているのではないでしょうか?

 

ぜひ単勝を買ってみたくなる馬ですね。しかし、それだけに破綻もあるので連軸の候補としては不向きです。対抗(〇)までに留めて、本命(◎)はやっぱり川田騎手の③ジャンタルマンタルがいいですね。

 

これで7度目の川田◎ですが、今回は川田騎手頼みというよりは、純粋に馬の能力・適性を重視したもので、③ジャンタルの安定感を積極的に評価しました。立ち回りの上手さ、追い出してからの反応と申し分なく、2連勝の内容も本気で追われていないところもあり、まだ上がありそうです。2連勝同様にこの枠なら内から器用に立ち回ってくれるでしょう。

 

ただ、多頭数なので今までの様な楽な立ち回りは出来ないかもしれません。そこは川田騎手に託すしかありませんが、この方がこの枠に入ればほぼ無双。上手くやってくれると思います。

 

と言うか、やらなければいけない責任がこの方にはあります。なぜなら、今回の乗り替わりは強奪だからです。川田騎手が⑧ダノンマッキンリーに乗りたくないので、有力馬のこの馬に営業をかけたというのが実態の様です。ただでさえ、鮫島騎手に同情の声が集まっていますから、そこまでしたなら勝利以外は許されないですね。もう、勝たないとダメです。

 

その他は一長一短あると思っていて決めきれませんでした。だったら牝馬の⑤タガノエルピーダを▲にしようと思いました。厩舎の評価は高く、クロノジェネシスをやっていた担当さんも「この馬走る」と太鼓判。ちょっと急仕上げな感じもあるんですけど、仕上がり早の牝馬ならそれぐらいでいいのかもしれないと思います。

 

他は①エコロヴァルツ②ミルテンベルク⑦オーサムストローク⑧ダノンマッキンリー⑬ナムラフッカーの5頭が△です。

 

買い方は〇の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイド3点づつ×2で6点。◎から△へワイド5点。◎〇-◎〇▲-◎〇▲△の3連複フォーメション16点。全部で29点です。

 

<印一覧>
◎:③ジャンタルマンタル
〇:⑰シュトラウス
▲:⑤タガノエルピーダ
△:①エコロヴァルツ②ミルテンベルク⑦オーサムストローク⑧ダノンマッキンリー⑬ナムラフッカー

 

阪神JF(GⅠ)

 

こんにちは。

 

川田騎手がいないので、今週こそルメール騎手だ!って考えなくもないのですが、ルメール騎手が香港に行かなかったのは回避したチェルビニアに騎乗するためだったのでしょう。前走後にGⅠを勝てると確信したそうですから。今回騎乗する⑥ステレンボッシュの優先度は高くなかったはずです。

 

大本命として扱えたこのチェルヴィを物差しにすると人気の⑩コラソンビートと⑭サフィラの2頭はそれほど力差がないですね。高いレベルで拮抗していると思います。しかし、⑩コラソンはやっぱり1400mベストと言う感じのようで、急坂の経験もないのでこれを登り切れるかの不安を少々感じます。逆に阪神の経験のある⑭サフィラの枠はちょっと外すぎな印象。昨年までと違い開幕2週目なのでちょっと怖いなぁと感じます。

 

今年はやっぱり馬場がポイントになるのではないかと思います。連続開催だった直近3年と比べると時計が出やすいと思います。この直近3年も当レースの勝ち時計は速かったですけど、それはソダシとか、リバティアイランドが強かったからの話で、馬場そのものはタフな状況でした。今年は力のいらない純粋な高速馬場。イン前から器用に乗って、高速決着に対応出来る馬が良いと思います。

 

よって、本命(〇)は③キャットファイト。中山のアスター賞は2歳のレコード。中山を1分33秒前半で走れる2歳馬なんてそうそうお目にかかれるものではありません。そのアスター賞をインの3番手から抜けて来たこの馬に今回の3番枠は大歓迎でしょう。同じ競馬をすれば抜け出せます。非力な馬だと厩舎は言うので、今の時計の出やすい馬場もプラスに働くと思います。

 

普段控えめな大野騎手も珍しく前向きな発言をしているそうで、勝負に来ている姿勢は見て取れます。ノーザンF系の有力馬が相次いで回避した現状もこの陣営には追い風で、レモンポップに続くゴドルフィン旋風が今週も吹き荒れてくれると期待しています。

 

2・3番手は、先述した2頭を順当に評価。距離適性以外に不安材料が全くない⑩コラソンを対抗(〇)に。枠が⑭サフィラより内なのもいいですね。⑭サフィラは枠の差で▲ですが、中3週で調整が難しかったアルテミスSよりは良い状態に仕上げっています。乗り方次第でこの馬の勝ち負けも。

 

他の人気馬では⑦アスコリピチェーノはモマれた経験がないのが気になっていて、器用な感じも受けなかったので4番手ぐらいの認識です。また、いかにも素質馬っぽい⑯ルシフェルは1800mでも忙しいと厩舎も距離が距離がと泣いています。ムルザバエフ騎手が怖いので押さえますが、馬場バイアスを考えても出来れば買いたくないないですね。

 

アスコリ、⑯ルシフェルの他、本当は良馬場の方が良い・本当はマイルぐらいが良いと言う⑮ナナオ。ルメール騎手騎乗の⑥ステレンボッシュ。破格の好時計だったファンタジーS勝ち⑬カルチャーデイ。この5頭を△として押さえます。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点づつ×2で6点。◎から△へワイド5点。◎〇-◎〇▲-◎〇▲△の3連複フォーメション16点。全部で29点です。


<印一覧>
◎:③キャットファイト
〇:⑩コラソンビート
▲:⑭サフィラ
△:⑥ステレンボッシュアスコリピチェーノ⑮ナナオ⑬カルチャーデイ⑯ルシフェル

 

チャンピオンズC(GⅠ)

 

こんにちは。

 

私の考えとしては、今のダートの主役は馬ではなく人だと思います。ダートで一番強いのは各路線のチャンピオンホースではなく、川田騎手ですね。極論を言いますと、ダート重賞はどんな馬が出るのかよりも、川田騎手がどの馬に乗るかの方が重要だと思います。

 

今回出走している⑥グロリアムンディ、⑦ウィルソンテソーロ、⑪ハギノアレグリアスなどももともと川田騎手のお手馬。この方によって重賞を勝ったり、OPに昇格出来たりと川田騎手の功績無くしてこれらの馬の今はありません。出走こそありませんでしたが、今年のワールドカップを勝ったウシュバシュテソーロや、先日のJBCを勝ったキングズソードなどもそうですね。

 

このように今のダート路線の勢力図は川田騎手によって構築されたと言っても過言ではないのです。言い換えれば、その都度良い馬を選択をし続けながら⑨クラウンプライドにたどり着いたと考えて良く、これらの馬より評価が上になるのは自然なことだと思います。現在は3番人気ですが、レースの頃はに1番人気になっていても不思議無いと思います。

 

まぁ、そう言う訳でして、この秋6度目の川田騎手本命です。今回の本命(◎)は秋華賞時のリバティアイランドぐらいの手応えを持っていて、それ以外の◎とは自信度が違うと感じております。昨年は福永調教師が乗って2着でしたが、その福永調教師の評価も高く「間違いなく大きいところを獲れる器」だと話していました。だとしたらGⅠ級の評価も出来そうです。福永さん大好きの川田騎手ですから余計に力の入る1頭だと思います。

 

前走はコリアCに出走して圧勝しています。韓国の重賞を勝ったところであまり威張れませんが、厩舎の話だと勝った事に意味があるそうです。2着が多く勝ち切れないので、負け癖を解消するために弱い相手を求めて遠征したのだとか。先頭でゴールする事の大事さを馬に教えたかったのでしょう。また、その目的を遂げるために、南部杯の予定を変更してコリアCに遠征しています。レースを1ケ月も前倒ししているのです。これで仕上げっているはずがありません。なのに、2着に1.7秒差の超圧勝。レベルの低いコリアCでもその2着が⑥グロリアですから説得力のある着差だと思います。

 

そんな中途半端な状態で使ったので帰国後の反動は大きかったそうですが、レース間隔も当初の予定より空ける事ができました。十分リカバー出来たので今は昨年を上回るデキにあるそうです。中京ダ1800mは新馬勝ちと昨年2着の連対率パーフェクトな舞台。条件的な不安材料も無く、新興勢力の人気2頭との力関係だけだと思います。

 

対抗(〇)には④テーオーケインズ。出遅れる癖があるので本命に推しきれませんが、その癖が無ければ⑨クラウンと遜色ない評価が可能です。近走も勝ち切れていませんが、大きく負けたというのはなく、GⅠで勝ち負け出来る能力はまだ保持されていると思います。この後東京大賞典を使う可能性もあるのですが、厩舎としてはここがラストランのつもりで仕上げていて、後先考えないメイチ仕上げだと言います。昨年は外めの枠から立ち回れませんでしたが、今年は内を引いていますから昨年以上に走れるでしょう。大きく崩れないと思います。松山騎手がインで詰まらなければ勝ち負け出来ると思います。

 

河内厩舎の⑭アイコンテーラーを▲に。厩舎は笑いながら、GⅠを勝ったと言っても牝馬同士なので抜けた存在ではないと話します。でも、そうは言っても牝馬の河内、面白いところはありますね。定年間近いので大仕事をしてくれると思います。BSN賞の新潟ダ1800mは左回りと最終コーナーがキツいという点で中京ダ1800mと類似しており、親和性があります。そこで2馬身差の圧勝、1:50.8の勝ち時計も優秀。また、本来左回りが得意とされている馬ですが、右回りの前走を圧勝。馬の状態がそれだけ良いのでしょう。もう少し内の方が良かったですが、今週の競馬が最後になるモレイラ騎手の手応えも良いとの事で狙う価値はありそうです。

 

☆印として⑮レモンポップ。距離、コースと難題を抱えていますが今の充実度を持ってすれば苦手条件を克服する可能性はあるでしょう。東海Sの予定を繰り上げて出走してきた⑫セラフィックコールよりは戦略的に参戦していますのでこちらは侮り難いですね。

 

ただ、今年の3歳ダート路線は中央・地方共に豊作で規格外的な強さをこの世代に感じます。⑫セラフィックの末脚も強烈な強さを醸していて、この馬も強い3歳馬の1頭です。チャンピオンズCでは禁じ手の大外からまとめて一気もこの馬ならやってのけるのかもしれません。警戒はしておきたいですね。これに⑥グロリアムンディ、⑪ハギノアレグリアスを加えたの3頭が△になります。

 

買い方は◎の単複2点。◎から〇▲☆へ馬連3点。◎から〇▲☆△へワイド6点。◎から〇▲☆△へ3連複1頭軸流し15点。全部で26点です。

 

<印一覧>
◎:⑨クラウンプライド
〇:④テーオーケインズ
▲:⑭アイコンテーラー
☆:⑮レモンポップ
△:⑥グロリアムンディ⑪ハギノアレグリアス⑫セラフィックコール

 

ステイヤーズS(GⅡ)

 

こんにちは。

 

3600mのマラソン競走。日本で一番距離の長い重賞です。近年はリピータ―だけが走る重賞で、長距離GⅠ天皇賞(春)とも無関係なレースになっていましたが、昨年の優勝馬シルヴァーソニックが久しぶりに本番で3着する活躍を見せました。やはりこのレースからは天皇賞(春)を意識出来るような馬が出て欲しいと思います。

 

その点で思い出されるのはやっぱりメジロブライト。このレースがGⅡに昇格したその年に2着馬に大差をつける驚きの勝利。また、2着でしたがテイエムオペラオーもここを走って有馬記念3着に。翌年の無双ぶりはご存じの通り。

 

いずれも20年以上昔の話ですが、ブライト、オペラオーに共通するのは翌年の天皇賞(春)を優勝している点と、3歳(当時では4歳)で出走していた点です。おじさんばかりの高齢馬が走るのも近年の傾向ではありますが、やはりフレッシュな馬に勝って頂き、末永く長距離路線を牽引する馬に成長して欲しいものです。

 

そう言う願望も込めて本命は①キングズレイン。厩舎では2歳のこの時期から目標は菊花賞と明言していたような馬で高い長距離適性を秘めています。以前にも話しましたが、同厩の皐月賞馬より菊花賞適性が高いと話していたのは有名です。ルメール騎手もセントライト記念の2200mでも距離が短いと泣いていました。その後、3勝特別の長距離戦古都Sの出走も考えたそうなのですが、無理せずにここを目標にしてしっかりと仕上げたそうです。今回の勝負気配は非常に高い。3歳なので55kで出れるのもとても有利になると思います。

 

ルメール騎手は西での騎乗を優先したので乗れませんが、代わりに騎乗してくれるのがビュイック騎手。18年3着、19年1着とモンドインテロを好走させたこの方なら無問題。英国のリーディングジョッキーに任せれば怖いものなしです。中間の調整にも跨っていて口から出た「グッドコンディション!」の言葉はJCで3着だったスターズオンアースと全く同じもの。ビュイック騎手の感触は良さそうですね。

 

格上挑戦になりますが、適性や能力、騎手とこれだけ揃っているならだいたい勝ってくれるだろうと思っています。

 

対抗(〇)には⑩シルブロン。前走は酷暑で調子を落としていましたが、今回はしっかりと立て直されています。厩舎も勝負駆けの態勢でヤル気十分。距離適性もダイヤモンドS3着と走り距離適性も確認出来ています。府中で決め手負けしたのなら、勝ち鞍のある中山で逆襲注意。

 

▲には長期休養していた⑪テーオーロイヤル。ア共杯は叩き台に徹しましたが、道中の走りはスムーズで、0.6秒差なら力の衰えを感じません。この馬もダイヤモンドS優勝と長距離実績は十分。天皇賞(春)3着の実績が黙っていないでしょう。

 

☆に中山上手い横山武騎手が乗る⑤マイネルウィルトス。こちらも状態が良いようです。悲願の重賞タイトルを意識した意欲のある参戦です。距離をこなせれば能力的に侮れません。

 

他は、②ワープスピード⑦アイアンバローズ⑨ダンディズム⑫セファーラジエルの4頭を△にチョイスしたいと思います。

 

買い方は◎の単複2点。◎から〇▲☆へ馬連・ワイド3点×2で6点。◎から△へワイド4点。◎-〇▲☆-〇▲☆△へ3連複フォーメション15点。全部で27点です。

 

<印一覧>
◎:①キングズレイン
〇:⑩シルブロン
▲:⑪テーオーロイヤル
☆:⑤マイネルウィルトス
△:②ワープスピード⑦アイアンバローズ⑨ダンディズム⑫セファーラジエル

 

▼10月~11月の回収率は63.8%でした。

月毎に予想をまとめていますので参考の目安になるよう掲載しておきます。資金配分まで公開するつもりはないので実際はそんな事もないんですが計算や表示方法の関係で単複も含めた全点を均一で計算すると回収率はこうなります。

☆22年10月~23年9月の回収率は84.7%でした。