競走馬カルテ

2・3歳重賞の出走馬を分析・記録していくブログです。

きさらぎ賞(GⅢ) 出走馬カルテ 2024

 

こんにちは。

 

京都の外回り重賞は意外と上がり最速馬の需要が高くないのですが、このきさらぎ賞はそう言う事は無く、ラスト3Fにどれだけ速い脚を繰り出せるかが重要で、そう言う点で府中の2歳重賞と共通しています。京都で行われた11年~20年の10年間では上がり最速馬が必ず3着以内に好走しました(4勝2着2回3着4回)。これはさらに遡っても同様でその先の10年間(01年~10年)で01・02・08年を除く7ケ年で上がり最速馬が馬券圏内に入着しています。末脚勝負の重賞と捉えて良さそうです。

 

まだ、出走馬の全体像は見えていませんが、分かっているメンバーで際立った末脚を披露しているのはシンザン記念3着ウォーターリヒト。力量不足の減量騎手を乗せていたので勝ちあぐねていましたが、ベテランの幸騎手に乗り替わったらあっさりと勝ち上がり、次々に新味を見せてこの馬の評価を高めています。展開や馬場はハマっていた印象もありますが、直線ゴボウ抜きで3着まで押し上げた末脚は良かったと思います。

 

また、きさらぎ賞はクラシック常連の池江厩舎が毎年のように馬券に絡むレースでしたが、最近はクラシックと縁遠くなり、近年は鳴りを潜めています。変わって台頭してきたのが、21年ヨーホーレイク、22年ダンテスヴューで連続2着した友道厩舎です。

 

23年の昨年は出走馬がいませんでしたが、今年は新馬勝ちしたシヴァースをエントリー。ヴィブロスの第2子ですね。新馬戦の内容も良かったと思います。ルメール騎手鞍上でいい勝ち方をしています。第1子のヴィンセドリスは未勝利を勝ち上がれませんでしたが、登録抹消されずに休養中となっています。引退させずに中央にとどまっているという事はそれだけ素質があるのでしょう。ヴィブロスは良い子を出しているようですね。シヴァースは兄の分もここでクラシック路線に乗っておきたいところでしょう。

 

きさらぎ賞は4日(日)に行われます。前日の3日(日)には更新を完了します。

 

予想案は各ページの最下部にある専用ページにまとめてあります。ブログカードを貼っておきますのでそちらをご覧ください。

 

インザモーメント

新馬戦で先着された馬や未勝利勝ち時に降した馬のその後を見ると結構イケていないので相手に恵まれた可能性もありそう。

・前進気勢は強くない印象があり、速い流れよりは、ゆったり運んで脚を溜める競馬の方が良い印象を受ける。

・追い出して凄い脚を使う訳ではなく、末脚上等と言う感じは今のところない。

 

上記がホープフルS出走時のカルテ。

 

ホープフルS8着。スタートを決めてポジション争いに加わる先行策。それなりに気合をつけていたが行きっぷりが他の馬の方が良く、最初のコーナーでは6番手の中団。序盤の力強さが少々弱く感じられ、完成度で劣っている感じ。厩舎評では奥手となっているので強くなるのはこれからの様。以降の立ち回りは良く、同ポジションで流れに乗っていて、追走力は合格点。3~4角でも徐々に押し上げる競馬が出来ており、最終コーナーを5番手で回っていた点はよかった。コーナリングで脹れ気味となり、ここで後手を踏んだ感じ。そこから盛り返して良い脚を使うのだが、その脚も短く、ラスト1Fでは伸びは止まり、坂を登れなかった感じ。全体的な立ち回りは良かったが現状力負け。敗因には完成度を上げておくべで力強さが備わってくれれば前哨戦ぐらいなら善戦可能な馬と思われる。が、コーナー4つのコースを攻略出来なかった感じは残ったので、現状はワンターンのコースの方が良さそう。脚を溜めて直線を向く方が良いと思われるので、コース替わりは良く、ラストの失速を見ると距離短縮もプラスな材料になる。きさらぎ賞の条件は好転と見て良い。ただ、GⅠと言っても弱メンであり、GⅢの今回の方がむしろ相手は強そうな印象もあり、相手次第で△と言う感じ。

 

ヴェロキラプトル

・無敗の2勝馬。初戦はスローで逃げて上がりの競馬。前走はタイトなラップが持続した速い展開を中団待機から上がり最速で差し切り。展開に左右されない強さあり。

・どんな展開でもそれに合わせたレースが出来て、終いの脚もシッカリと使える。持続性、瞬発力兼備の良い馬。

・飛び抜けたパフォーマンスは見せていないが、2歳のこの時期に阪神で1:46.0は滅多に出る記録ではない。

・地味な印象もあるが、現状は良く動けていてレースセンスも良い。クビが上手く使えていなかったり、走りに滑らかさも無く、良くなる余地が多分にある。

 

ホープフルS10着。発馬を決めて、コーナリングでハナに立った感じ。ただ、引き出しの無い騎手が騎乗した2番手の馬が今時珍しく執拗に絡む。スピードも無いダート馬のクセに1~2角のコーナリングでも外からハナを主張するヒドイ競馬で、これに突き合わされてしまったのが敗因。2F目に10秒台を踏んでいるし、中距離の逃げとしては厳しかった。それでも道中は折り合えて走れていたし、厳しい競り合いでも破綻することなく直線を向けていたので改めて良い馬と言う印象を強くした。2連勝で負かした馬は素質馬ばかりで、持ち時計も優秀であり、本来は終いの脚も使える、良い馬である。展開次第で見直しは必用。厩舎の話では、ホープフルSまでの3ケ間で急成長したとの話。その姿を見せることは無かったが、休み明けを叩いた効果も期待出来る。また、不器用なタイプとのことなので外回りワンターンは良く、2連勝した1800mに短縮されるのも良い。条件好転で見直しの余地が大きい1頭である。ただ、このレースにも出走していた同厩のショウナンラプンタ(同厩の2歳王者と素質は同等とされている)よりは評価が落ちるそう。絶対的な評価までには及んでいない模様。

 

ウォーターリヒト

・勝ち上がりに4戦を要したが常に力を出し切らずに負けていた印象。4k減の新人を器用して早期の勝ち上がりを目論んだようだがそれが裏目に出た感じ。

・序盤に位置を取れるようなレースセンスはないが、自在性があるので、レースの流れには乗れるタイプ。距離短縮が忙しくなければ。

・速力不足な印象も。

 

上記がシンザン記念出走時のカルテ。

 

シンザン記念ブービー人気で3着と大激走。ハイペの展開を最後方待機で、直線入り口も最後方の一戦。直線だけで多くを飲み込んで浮上した。展開が向いたこと、馬群が一塊だったことで交わしやすかったことなどいろいろと噛み合っているが追い込んだ末脚は見事。レースラップのラストは加速しているので力がないと使えなかった脚でもあり、意外と馬鹿に出来ない。また、ここで初めて末脚を最速化させた。2000mを4戦して末脚が際立ったことはなかったから、初マイルで激変という事になり、これは適性かもしれない。もしくは乗り方。馬なり追走で最後方まで下がり、最初からポジション意識の無い乗り方に映る。幸騎手は最初からこういう競馬をするつもりだったのだろう。道中溜めて末脚を引き出す乗り方が合っているのかもしれない。だとしたらマイルに限らず、1800mも走れる可能性が高くなる。2000も十分こなせていたのでやれる範疇だし、前走もあと50mあれば2着馬を交わす勢いだった。距離延長はマイナスにならない。17番人気のフロック走と決めつけるのは早計になると思う。なお、ペースに合わせて位置取りを調整出来る自在性があるので、今回も最後方とは限らず、もう少し前に陣取ることも考えられる。最後方待機の追い込み馬と決めつけない方がい。

 

シヴァース

 

京都マイルを新馬勝ち。超スローの上がりの競馬を中団から加速ラップで差し切った末脚は優秀。最後は詰められているが、稍重の外差し馬場をインから伸びて押し切った内容には味がある。ただ1頭上がりを33秒台に高速化している点も評価材料。飛び抜けたパフォーマンスにはなっていないが、楽に勝った印象で悪くない。最内枠からスタートを決め、レースの流れにはスムーズに乗っており、折り合いも問題がなさそう。レースぶりは良く、気になる点はなかった。追ってからの反応も良く、仕掛けてからビュっとしたキレ味も見せた。良馬場だったらもっと伸びていたのではないかと思わせる。1Fの延長でこの脚を使えるならここも圏内まで来れそう。馬場、ペースから時計は評価材料にならないので、地力を高くするまでには至れない。タイトな展開や、時計勝負になった時が試金石でそれをクリア出来れば。強いか並みかを見定める1戦となる。ただ、まだ上がありそうな感じはする。

 

ジャスティンアース

 

京都2000m3着、京都1800m1着。初戦は折り合いに苦労して最後方から進める羽目に。追い出してからはちゃんと反応し、前を追ったが、超スローの展開で前残りを許してしまう。距離短縮した2走目は目立った折り合い難はなく、スムーズに先行3番手。前付けして最速上がりで押し切っているので悪くはないが、中距離馬にしては前進気勢が強めに出ている印象。走りは力強いが前のめりな気性のようで脚を溜めきれていない感じも。追い出してからの脚もそんなに長くない。道中でもう少しリラックスして走れればもっと走れて良い感じはするので、2ケ月ぶりの今回は気性面の成長が欲しい。標準的な時計では走れているので1勝馬同士なら入着の可能性はあるが、目立ったパフォを見せている現状ではないので強調出来る材料まではない。

 

テイエムリステット

新馬戦で芝を使ってまるでダメであったが仕上げや完成度の問題の可能性がある。近走ダートで好走しているが、芝スタート部分で二の脚を使えていて、当時とは馬が変っている感じもする。

・ダート戦に限れば、2戦とも最速の脚を使えていて、重馬場だた2走目には36.4秒とかなり速い脚を使えていて、決め手はある。

・この馬なりの進化は確認出来て、マイナスなイメージも徐々に減ってきた。

・消耗戦で強い体力型なので、時計の速い決着に対応出来るかが鍵。

 

上記がシンザン記念出走時のカルテ。

 

シンザン記念6着。やはり新馬戦より馬が良くなっていたようで、芝は問題なく走り、好走と言える内容。最内枠から流れに乗って中団待機。直線に入ってから狭いところからジワジワと伸びもう少しで掲示板だった。それだけに芝の決め手勝負に弱さを見せたように思う。追い出してからもビュンと加速せず、走りはワンペースで直線で加速した感じはなく、枠、位置取りを生かして雪崩れ込んだという内容。条件戦なら入着ぐらいはあるだろうが、重賞だと決め手の無さが際立ってしまう。再び芝重賞にチャレンジとなるが、末脚で勝負してはダメだろう。前付けして消耗戦に持ち込んだ方が入着の可能性は上がると思う。なお、シンザン記念は外差し傾向が出てていた馬場で、イン枠、イン差しが裏目に出た可能性は考慮しておきたい。時計のかかるコンディションなら一発注意か?

 

ナムラエイハブ

・夏の休養で馬体に実が入る(+16k)。これで馬は変わり、全体体に力強さを感じさせ、馬そのものがバージョンアップした感じ。

・比較的速いペースを楽に追走して、4角は待ったままの手応えで上がり、直線は外から簡単にマクってしまう。追い出してからはワンサイド。未勝利は良い勝ちっぷり。

・高速馬場だったので鵜呑みに出来ないが好時計で勝った点は評価出来る。

 

上記がデイリー杯2歳S出走時のカルテ。

 

デイリー杯2歳Sの4着は稍重が堪えた感じで伸び負ける。ベタ爪なので陣営からは良馬場希望が出ていた。末脚自体は3位上がりで重賞でも通用の目途は立った感じ。その次走は京都2000mの1勝クラスで2着に負けた。勝ち馬が強かったというのはあるし、最後方追走が裏目にもなった。最速上がりを記録しながらも2馬身半と着差は大きい。内回りの勝負所で動ききれなかった印象でほぼ直線勝負になっている。直線短いこの条件で3~4角で動けないと最後方からではキツい。器用さや機動力の無さが敗因に感じられ、適性はズレていたかもしれない。それでもマイルまでの経験しかなかった馬が2000mで脚を余して負けた点は評価しておきたい。この距離で上位の末脚を使えているなら1800mは全く問題がなく、ワンターンなら末脚も使いやすい。条件は好転する。4着以下の無い成績で1勝馬同士なら通用する馬であろう。近4走が全て8枠であったので少なからずロスのある立ち回りをしている点に酌量の余地もある。良い枠を引いた際の巻き返しには注意したい。ただ、近走は後方待機が板についていて、その辺は気になる。脚は使える馬だが圧倒的な末脚ではないので直線だけで飲み込むのは難しいと思う。もう少し位置取りを改善しないと差してもまた届かないかもしれない。

 

エナオルフェ

 

基本的に速力不足だが、パワー不足も相まってダ戦で2秒差、3秒差と話にならない結果が続いた。2戦して芝に転向。全戦で1秒差ぐらいに走れているので力の問われない馬場で良化が見られたが、速力不足は変らない。こういう個性なので追走する力も弱い。道中は最後方が常で砂芝問わずに後方追走を余儀なくされている。近2走は2200mに距離延長することで追走面が楽になっており、中団後方ぐらいの位置で走れるようにはなった。ので、1800mへの短縮は厳しいと言わざるを得ない。脚力も大してなく、直線だけで挽回出来るような脚はない。普通に力不足だし、このままなら中央での2勝目はかなり厳しい。良く勝てたなぁと前走は奇跡視している。「お見事!」とはゴール入線時にされた実況アナウンス。そう叫ばせるほどに奇襲がぴしゃりと決まっている。鞍上のファインプレーだったが、この馬を評価出来る材料は皆無のままである。

 

ビザンチンドリーム

 

阪神2000mを新馬勝ち。もっさりしたスタートで出負け。ムルザバエフ騎手も気合をつけて促していたが、進んで行かず。最初のコーナーを後方3番手で回っていった。時計の速かった阪神開催の開幕日、展開スローと先行馬に利のある状況で、実際1~3番手の馬が2~4着と前残りしている。出負けした後方追走の馬が勝って良いレースではないのだが。レース映像を見れば分かるがこの馬だけ脚色が飛び抜けている。2位上がりの馬が34.8秒を記録した以外殆どの馬が35秒台と上がりはかかっていたレースだったが、最速上がりの本馬が記録した上がりは33.9秒と文字通り桁違いである。11.7-11.5-11.3の加速ラップを楽々と差し切り、さらに3馬身差なのだから脚が違い過ぎていた。どちらかと言えば不器用な印象も感じさせていて、コーナー4つのコースが良かったとは思えない。ワンターンで末脚をバーンと爆発させた方が良さそうだし、末脚の優位性が武器になるきさらぎ賞は良い条件になるだろう。ただ、競走馬としては粗削りな面も残している。特に序盤のズブさは気になり、前進気勢も弱い。立ち回りも上手かったとは言い難く、きさらぎ賞は良くてもその先を展望した時に物足りないところは結構ある。素質は間違いなさそうだが、2戦目で馬が良い方向に変化しているのが良い。

 

ファーヴェント

・ラスト2F目が10.9秒まで加速しており、本馬はこの区間でさらに加速している。相当な切れ味であり、瞬発的な性能はかなり高いだろうと推測できる。

・スタートダッシュが良く、楽に好位を取る動きが良い。折り合い面も問題無く、スムーズに立ち回れている。

 

上記が東スポ杯2歳S出走時のカルテ。

 

東スポ杯2歳Sが3着。新馬戦では超スローから33.4秒と高速上がりを記録していたが、東スポ杯2歳Sでは59.1秒の速い展開で34.7秒の上がり。新馬戦の末脚はペースの割に物足りなさを感じさせていたのが気になったが、やはりタイトな展開で末脚は際立たなかった。圧倒的な脚力までは有していない模様。逃げ馬を交わせなかったのもちょっと情けないところ。とは言え、レースの流れにはスムーズに乗れており、折り合い面に不安も見せなかったのは良く、レースに注文はつかない良い馬で立ち回りは相変わらず上手い。労せず先行ポジションを獲れる馬なので末脚勝負の馬ではそもそもないのかもしれない。ゴール時に脚は余っていた感もあるので、結果的にもう少し積極的に動いていればと言う所もあり、乗り方が違えば結果も違っていたかもしれない。ハイペのレースを前付けした重賞3着なら評価を落とす必要は感じない。どうやら抜けた存在ではないようだが、ここも相手次第というところ。重い印を打っても良さそうな馬ではある。

 

エナオンダ

 

京都2000mを2戦して、新馬1着、若駒S3着と成績は悪くないが、全体的にインパクトに欠ける。2走とも無難な走りを見せてはいるが、勝負所の反応はいつも悪く、鞍上は手を激しく動かしながら直線に向いてくる。新馬戦がスローの加速ラップ、若駒Sが道悪の消耗戦と上がりが速くても、遅くてもこの馬の反応は変わらない。勝負処のズブさは生来的なものであろう。既にOP特別の前走で遅れを取っているように、この反応では重賞では厳しいと感じる。使っている末脚も並みの域で際立った末脚を使えるようには現状思えず、これで差す競馬はつらい。510k台の大型馬だからまだ動ききれていない印象で、良くなるのに時間がかかりそう。10月に走った新馬戦こそ4馬身差の圧勝を飾っているが、このレースの2着以下の10頭に勝ち上がった馬いず、それどころか3走、4走と済ました馬が多数いるにも関わらず、掲示板に載れた馬がほとんどいない。どの馬もパフォーマンスを大きく低下させていて、相当な弱メン相手であったことが判明している。新馬戦の圧勝はアテにならない。細かいパーツ毎に見ても目を引くような点がなく、至って平凡な存在。推せる理由は見いだせなかった。なお、今回は中1週。前走は大型馬の休み明けだったので酌量の余地がなくはない。使い込んで変わる可能性は考慮しておく方が良いかもしれない。それで激変したらお手上げだが。

 

レガーロデルシエロ

 

6月の早い段階でデビューして3戦。3・1・2着と凡走なくここまで来ている。勝ち上がりは1800mだったがレースを見ると前進気勢は強めに出ていて、中距離馬というよりはマイラーという印象も。きさらぎ賞は勝ち鞍のある距離でも本質的な適性はまだわからない。負けた2戦はワンターンコースのマイル戦。末脚勝負で取りこぼしている現状。逆に、勝った2走目はコーナー4つの札幌1800mで4馬身差の圧勝。直線長いコースで末脚ズドンの競馬よりは立ち回りを生かした1周コースの方がパフォーマンスが良かった。京都の外回りでどうだろうか?とは言え、前走負けた相手はその後朝日杯FSを僅差の4着と走った馬で相手も上等だった。それに0.1秒差なら悲観する内容ではない。また、ここまでの上がりは1・1・2位と常に上位脚。追い出してからしっかりと脚を使えて末脚は安定している。強気に推せるまでの材料はないが、欠点も少ない。強いえて言えばスタートがあまり良くないが、改善傾向にあり徐々に良くなっているところ。常に前走以上の走りを想定しておく方が良いと思われる。また、使う毎に馬体を増やしていて、今は500kを越す大型馬。これだけ大きいと4ケ月ぶりだった前走は休み明けの影響もあったであろう。今度も2ケ月振りだが間隔が短くなっていることで良化が期待出来る状況かもしれない。

 

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