競走馬カルテ

2・3歳重賞の出走馬を分析・記録していくブログです。

マイルチャンピオンシップ(GⅠ) 出走馬カルテ② 2023

 

こんにちは。

 

こちらは、

 

の、続きになります。↑では3・4歳馬のカルテを作成しています。こちらのページでは5歳馬のカルテを作成します。マイルCS(GⅠ)は19日(日)に行われます。前日の18日(土)には更新を完了します。

 

予想案は各ページの最下部にある専用ページにまとめてあります。ブログカードを貼っておきますのでそちらをご覧ください

 

 

5歳馬

 

イルーシヴパンサー

 

4歳の稿で触れたマテンロウオリオンと同じようにこの馬も安田記念富士Sの走破タイムが変わらないですね。

 

安田記念(58k):1:32.2(0.9秒差10着)

富士S(57k):1:32.1(0.8秒差4着)

 

この馬もきっと自分の時計だけはちゃんと走っているんだと思います。でも、安田記念が絶好調で、富士Sが仕上げ途上でしたから、前走の状態で安田記念並みの時計で走れた事に意味があるのかもしれません。

 

本当は毎日王冠から始動する予定でいましたが帰厩時のバランスが良くなかったので富士Sにスライドしています。調教を始めてからは順調に乗り込めましたが完調前と言う状態であったと思われます。こういう状態で安田記念並みに走れたのは悪くないと思います。富士Sを使ったことで上がってくる部分もあると思いますし、今回は調整しやすいと思います。良い状態でゲートインする事が出来るでしょう。

 

ただ、近走を見ると純粋に力負けな印象が出てきたなぁと思います。安田記念ではシュネルマイスター、レッドモンレーブに、富士Sではレッドモンレーブ、ソーヴァリアントに末脚勝負で劣ってしまっています。直線で良い脚が使えるのがこの馬の長所でしたが、その末脚で負けているという事は力負けの評価が必要になります。GⅡだから掲示板に来れましたが、GⅠではずっと下の方。近2走の結果がこの馬の現状を如実に物語っていると言えるでしょう。それにこの2走で馬体を併せて入線しているのがマテンロウオリオンなのですから、トップクラスとの力差は推して知るべきところでしょう。

 

厩舎からは年齢的にズブくなって来ていると話が出ています。その影響で末脚の鋭さが落ちてしまったのかもしれません。4歳時の迫力のある末脚ではなくなっています。現状の末脚だとちょっと厳しそうですね。この馬も府中マイルに拘って条件戦時代からコツコツとこの条件を使ってきたクチで、他の条件、コースでの経験も少ないですから京都マイルで強気になれる材料は出て来ないと思います。

 

ジャスティンカフェ

 

春は安田記念に出走しようとしていましたが賞金不足で除外対象に。その際、レッドモンレーブ安田記念に参戦していた横山和騎手は、出走が適っていたらジャスティンカフェを優先するつもりでいたそうです。その横山和騎手は京王杯SCモンレーブを、エプソムCジャスティンを勝利に導いた訳ですが、今回どのように考えているのでしょうか?横山和騎手の心象は馬券のヒントになりそうですね。

 

毎日王冠はポツンぎみの最後方でしたからその分だけ直線で伸び負けています。ただ、使った上がりは33.2秒でしたから中距離であることや、59.5秒だったペースを考慮するとこれ以上速い末脚を引き出すのは難しいと思います。ラスト1Fで伸びが止まってしまったのは仕方ないですね。最速上がりは4着アドマイヤハダルでしたがそれに0.1秒劣っただけなら脚は十分引き出せていたと見て良いと思います。さすがに位置取りが後ろ過ぎました、という事でしょう

 

騎乗していたのが横山典騎手でしたからさもありなんと感じるかもしれませんが、実はこういう乗り方は安田翔調教師も納得しているもので、レース前からこういう競馬をするつもりでいました。あれはあれで戦略通りだということです。安田翔調教師はこの馬の長所は末脚の爆発力にあると考えているので、この乗り方に拘っているのは調教師本人であったりする訳です。毎日王冠の結果も想定内といったところでしょう。

 

同じ条件だったエプソムCの勝ち時計と毎日王冠の走破タイムはほぼ同じなので、ただ単に、GⅢで差せたものが、GⅡで差せなかっただけに過ぎません。相手が強くなるとこの馬の爆発力を持ってしても勝ち切るまでには至らないのでしょう。その現実がはっきりとしたので、GⅠで同じ作戦に出るようならちょっと厳しくなりそうです。

 

そこで生きて来るのが2着だったダ卿CTの経験です。折り合いの不安が解消されてきたので、位置を取ってどれだけの脚が使えるのかを試したいと考えてこのレースを使っていたそうです。当時の鞍上ルメール騎手にそのように依頼しています。勝ち切れませんでしたが、中団に構えても上がりは3位の脚を使い、中山マイルで33.4秒の切れ味を発揮しています。ある程度の位置を取っても末脚の優位性は保たれていました。こういう競馬も出来るので、調教師の考え次第で好走の可能性は上がると思います。

 

でも、週中の話を聞く感じ、乗り方を改める気はないみたいですね。今回も後ろから何頭交わせるかと言う感じになりそうです。昨年のマイルCSではインを突いて進路が無く脚を余して負けていました。それが無ければ入着級の脚色でしたからハマれば今回のメンバーでも上位に顔を出す事は可能だと思います。が、外から強襲するようなレース運びで今回のメンバーを飲み込む事はかなり厳しく感じます。せめてインを立ち回って、インから差すなどの工夫は欲しいですね。

 

京都のマイルCSは冒頭で触れているように極端な追込みは決まりにくく、上がり最速馬の需要も低い。適性が少々ズレているように感じます。この馬以上の脚持ちが何頭もいますから、結局のところ、展開待ちの印しか回せないと思います。

 

シュネルマイスター

 

4歳時にドバイ、香港、そして昨年のマイルCSと輸送して結果が出なかったことで長距離輸送に弱いという結論が出されました。現地で1・2泊してしまうと馬のテンションが上がってしまうのだそうです。この弱点を考慮して4月のマイラーズCではGⅡ戦にも関わらず栗東滞在の措置を取っています。これは今回も踏襲され、栗東での調整も慣れが見込めることでしょう。準備段階で不備はないと思います。

 

前走の毎日王冠は調整面があまり上手くいっていませんでした。馬体は出来ていたそうなのですが、気持ちの面で苦しそうにしていたそうです。1週前では馬場入りをゴネていた程で、厩舎のトーンもイマイチでした。当週の調整でこれならと言う状態にようやく上げる事が出来たので何とか間に合ったという印象を受けます。こういう状態で使っているので3着とは言え、良い叩き台になったと考えられるので良いと思います。仕上げそのものは悪くなかったので大きな上積みは無いと思いますけど、気持ちの面でより走りやすくなっていると思います。

 

その毎日王冠を見れば能力の衰えが無いのは明白です。最内枠からソツ無く乗ってきましたが、前が壁、壁、壁で進路がありません。ルメール騎手はラスト300mぐらいで最後方まで下げて外に出す始末。正直、これじゃ無理だろうって思いましたが、そこからタイム差無しでハナハナの3着まで上げてくるのですから凄いの一言。切れ味は一級品です。こんな競馬をされても来てしまうのですから、まともに乗ったらほとんどの馬が敵わないと思います。

 

毎日王冠の上がりが33.3秒でしたがこの末脚も脚を余したものでしょう。マイラーズCが32.9秒、安田記念が32.8秒と、安定して32秒台を出せるのですからこの馬の末脚は本当に速い。マイルCSで極端な追込みが決まる事は少ないのですけど、この馬だけは無問題って感じがしますね。予想の入り方としては、この馬の末脚を凌げる馬が何頭いるかと言う事になるのではないかと思います。

 

ただ、気になる材料も出始めています。5歳になってテンに行けなくなっているので後方マイポジションな馬になってしまっています。厩舎側も毎日王冠の様な1800m向きな馬になっていると話していました。中距離ぐらいの方が追走が楽になるので位置取りが良くなると考えているのでしょう。

 

ただ、その毎日王冠もあまり位置が取れていたとは言えなかったので距離は関係なさそうです。今回も後方からレースを進める可能性が高いです。ポジショニングに弱点を抱えていると言えるでしょう。ルメール騎手が如何にカバーするかにかかっています。拘って騎乗している馬ですからこの方なら自由自在に馬を動かせます。直線を向くまでに射程圏に入れた騎乗をしてくれると良いのですが。

 

それと、以前は多少の重馬場なら大丈夫と言う話があったのですが、今の陣営からは良馬場必須という意見を耳にするようになりました。雨は降らない方が良さそうですね。

 

なお、冒頭話しましたように長距離輸送がNGワードになっている馬です。なので、香港と言う選択肢は陣営には無かったようでして、今年の香港国際競走には登録をしていません。そうなると、この馬の目標はマイルCSと言う事になりますね。しばらく使えるレースもありませし、年齢からすると結果次第でラストランなんてこともあるでしょう。この先のローテが見えないですから、ここは後先考えない仕上げが施せます。メイチな仕上げに要注意。また、もはや天敵と化したソングラインもいないですからここは落とせない1戦です。勝負度合いはかなり高くなると思われます。

 

ソウルラッシュ

 

昨年のマイラーズCで4連勝した時の3勝が道悪だったので道悪適性の高い馬として認知されていました。厩舎も同様に考えていて、時計のかかった馬場の方が良いという話を常にしていた印象です。ですが、京都開幕週の今年のマイラーズCで3着したり、高速馬場となっていた秋の中山開催の京成杯AHを優勝と速い馬場への適性を見せるようになったのは強調出来るところだと思います。奇しくもこの2重賞の走破タイムはどちらも1:31.6。これ以上は無理なのかなぁ?と思う反面、今の京都は高速馬場と言うまでにはなっていないので、このぐらいの時計で走れれば好勝負に持ち込む事が出来そうだなあと思えます。

 

OP昇格以降は常にGⅠ・GⅡと使ってきましたが前走の京成杯AHで初のGⅢ出走となりました。ずっと賞金を加算出来なかったので、マイルCS出走がアブナイ状況だったそうです。なので、トップハンデを承知で相手が弱まるGⅢに出走し、最低でも2着で賞金を加算させる算段でした。ここまで相手が弱まれば負けていられないぞと言わんばかりに京成杯AHで重賞2勝目を上げます。とは言え、2着に負かした相手は次走でスワンSを勝利していますので、GⅢだからと相手が弱かったことも無く、しかも2kも軽い2着馬の勝ちパターンをねじ伏せての勝利ですから中身の濃い勝利。加算出来た賞金以上に収穫の多い1戦だったのではないかと思います。

 

以上のようにトライアルの権利獲りみたいな状況で前走を使っていますが、メイチに仕上げていた訳ではなく、マイルCSを見据えた調整過程の1戦でした。むしろ休み明けで本調子には至っていないという状態でしたから、叩いた効果まで期待出来る状況です。今回は前走以上の状態で出走してこれるはずです。

 

また、厩舎としてもここは最大目標で、それは鞍上を見ても明らか。4歳秋から松山騎手が騎乗していましたが、ここでモレイラ騎手に乗り替わり。今回のモレイラ騎手の身元引受が池江厩舎なので調整しやすいというのはありますが、これは非情な采配=勝負の乗り替わりと見て良いでしょう。要注意な1頭と言えます。

 

脚質的にはポジションを取れる差し馬と言う感じなので位置取りで不利を受ける事は少なく、2走前の安田記念を除けばこの路線で安定して好走しています。この脚質なら京都で行われるマイルCSで求められる適性に合致していると思われます。京都コースも春のマイラーズC2着で攻略済み。不安材料の少ない1頭で、こういう馬にモレイラ騎手なら評価は自然と高くなってきますね。この馬、いいんじゃないでしょうか?

 

ソーヴァリアント

 

3歳の頃から良い馬だなぁと思っていました。セントライト記念2着後に菊花賞に出ていたら本命にしようと当時思っていた程です。そんな馬が古馬のマイルGⅠに出走しているのですから、菊花賞は回避してくれて良かったと思います。

 

それにしても、もっと上に行く馬だと思っていたんですけどね。イマイチ勢いに乗り切れませんでした。しかも、意味不明な敗戦を繰り返していたので信頼性まで無くしてしまいました。札幌記念の3着で一応の巻き返しは見せたのですが、この時ダメなら引退も視野に入っていたそうです。どうにかこうにか首を繋ぎ、ようやくGⅠの舞台にたどり着きました。

 

前走の富士Sでデビューして初めてマイルを走ることになりました。路線変更の経緯はいろいろあって、中距離で頭打ちになってしまったことも背景としてありますが、一番重視されたのは適性面だそうです。ルメール騎手からは「距離は短い方が良いかも」と以前から言われていたそうです。ルメール騎手以外の騎乗者からも似たような話がされていたそうで、それらを参考に総合的な判断のもとこの決定がなされています。

 

また、この判断の後押しになったのが血統です。母は桜花賞3着馬ソーマジックで、兄もマイルを6勝したソーグリッタリング。言われてみれば、なるほどと言う感じ。むしろ今まで良く中距離を走っていたなぁという気になって来ます。本質的な適性ではなかった中距離で実績を積み上げられたのですから、やはり元々のポテンシャルは相当高いのだと思われます。

 

事実、この馬の能力の高さは新しくコンビを組んだ池添騎手を喜ばせました。本当に良い馬に巡り合えたと興奮していた様子。池添騎手の感触は非常によく、マイルでも弾けそうな雰囲気があるとレース前からやれそうな手応えを感じ取っています。マイル路線の常連を相手にいきなり3着に食い込むのですから池添騎手の評価もまんざらではなかったという事です。

 

ただ、そうは言ってもこの富士Sの内容は評価が微妙だと思います。良い点もあれば、そうとは言えない点もあります。まず、他馬の稿で何度も触れていますが、富士S安田記念と勝ち時計が全くの同タイムで、レース内容も非常に似通っていました。GⅠレースと同等の力が求められたレースだったと言えるでしょう。そこで3着に走った事は評価を高くして良いと思います。

 

反面、やはりマイルの経験不足は露呈していたと思います。道中はナミュールと併走して進めていましたが、直線での反応が段違い。一瞬で加速出来たナミュールに関して、ヴァリアントの加速は弱い。マイル特有の切れ味の差が如実に出ていたと思います。1・2着馬は33秒台の高速上がりを繰り出して決め手優秀に映りましたが、ヴァリアントのそれは34.4秒。中距離馬がジワジワ伸びたら3着だったという感じです。

 

富士Sの走りからマイルをこなせるポテンシャルは示していたと思うのですが、まだまだ経験不足な感が否めません。血統からすると何戦かしていけばそう言う脚も使えるのかもしれませんが、今回のGⅠで際立った脚を披露するのは難しいでしょう。中距離で強さを見せた時のように機動力を発揮して、4角で前を飲み込むような走りが出来ればいいのですが、前走でも置かれ気味になっていたので、マイル2戦目のここで中距離のような走りを期待するのは難しいように思います。

 

2戦目でどう変わるかによりますが、重い印で扱うのは難しいという印象になります。気になって△ぐらいの評価がまだ精一杯ですね。

 

ダノンザキッド

 

この馬は適性が良く解らないですね。今年は好走と凡走を繰り返す感じで、どういうタイミングで走るのかも分かりません。また、1600~2000mなら右回り、左回りも関係ないですし、ワンターン、ツーターンもあまり関係がない。どういう条件が好きなのかもはっきりとは分かりません。ムラ駆けタイプとも言えますし、オールラウンダーとも言えます。予想泣かせな1頭です。

 

そんな同馬について分かっている事は

 

①輸送競馬は当たり外れがある。

阪神だけは走る

 

と言う2点です。

 

①に関しては、輸送競馬でGⅠ勝ちがあり、府中で重賞勝ちもありますように全部が全部ダメと言う馬ではありません。古馬になっても毎日王冠3着など走ってしまう事もあります。この点について、関係者の話では輸送競馬に当り外れがあるということです。輸送をした結果テンションが上がってしまう事もあるので関東圏での成績に安定感が伴わないそうです。そう言う意味では今回は関西圏の競馬ですから、不安要素が1つ減ったと考えて良いでしょう。

 

②に関しては、阪神コースは5走して【1・1・2・1】とほぼ崩れません。敗因に距離の壁が上がっていた宝塚記念13着以外は全て3着以内に走っていてパーフェクトなコース実績です。厩舎からも阪神だけはなぜか走ると阪神コースには自信がある模様。マイルCSも3歳時が3着、4歳時が2着と抜群でした。そう言う意味では、阪神競馬場ではなく、京都競馬場で行われる今年のマイルCSは不安材料となるのかもしれません。

 

ですが、①と②は実は密接な関係にあります。京都競馬場が使えなかったため関西圏の競馬が阪神競馬場とならざるを得なかっただけの話でもあるでしょう。①と②から導きだされる答えは輸送が無ければ大丈夫と言うことではないでしょうか?京都競馬場阪神競馬場よりも輸送時間が短く済みますから、より適している可能性すらありますね。

 

初の京都コースの適性は未知数ですが、そもそも冒頭で申したように特定条件で好走を続けている馬ではありません。そのオールラウンダーぶりを発揮して京都コースも難なく走ってしまうことはあって良いように思います。

 

気分良く走れれば、大阪杯をタイム差無しの3着に走れてしまう馬ですから、GⅠ級の力はまだ保持されています。状態面に余程の瑕疵でもない限り、好走の可能性を否定すべきではないのかもしれません。

 

ただ、この馬は前哨戦はしっかりと使ってくるタイプの馬だったはずで、宝塚記念からのぶっつけローテに少し違和感があります。この後は香港国際競走のマイル部門に登録を済ませていますから、そこを本線にした叩き台の可能性は否定出来ないですね。陣営がどこを目標に馬を調整しているかが取捨の鍵になるかもしれません。

 

バスラットレオン

 

今年の中央初出走ですね。サウジ、ドバイ、韓国と走り、その他も地方の交流重賞を渡り歩いています。芝も昨年の阪神C以来です。逆に聞きたいのですが、この馬はまだ強いんですか?若い頃は札幌2歳S、NZT、NHKマイルCと本命にして来た馬なので嫌いな馬ではないのですが。今年は私の専門外のレースばかり走っているので近況が良く解りません。来週のパンサラッサもそうですが、矢作調教師は嫌な使い方をして来る人ですね。

 

この1年間の競走成績を見ると、無難に走っているなとは思うのですが、近2走はダートで頭打ち感が出ていますね。コリアスプリトではリメイクに1.1秒差、JBCスプリント地方馬イグナイターに1.8秒差。この秋はイマイチな走りになっています。使いながら馬を作る矢作厩舎の叩き3走目ですから怖いところはありますが、近走からは推せる材料は出てこないのかなぁと思います。

 

また、昨年の阪神C時に芝ならマイルより1400mの方が良いと話していましたので、本質的に距離は長いのではないかと思います。ダート戦でも短距離志向が強くなっているようですから、砂芝問わず短距離適性馬というのはあると思います。マイルのGⅠで強気になれる材料はやはり出て来ないと思います。

 

普通に、本当に普通に考えれば、かなり厳しい1頭だと思います。よほどの話でも出てくれば耳ぐらいは傾けてもいいですけど、出来ることなら買いたくないですね。

 

マイルCS(GⅠ)の予想案はこちら▼