競走馬カルテ

2・3歳重賞の出走馬を分析・記録していくブログです。

12月の予想案【8戦5的中・回収率142.8%】

 

・このページは12月の予想案を1つのページにまとめたものです。

・新しい予想案を上から順に上書きしていきます。

・11月は競馬以外の事情で多忙を極めたので対象外の予想を扱いませんでしたが、12月は少し余裕が出来たので対象外のレースでもGⅡ競走以上のものは取り上げて予想の提案を致します。

 

ホープフルS(GⅠ)

 

こんにちは。

 

今年は珍しく東スポ杯2歳S京都2歳Sと前哨重賞の上位馬がほぼ顔をそろえました。2戦2勝の無敗馬も4頭もいます。かなり粒ぞろいなメンバーで非常に難しいレースとなりました。また、騎手の方たちの事情も様々で人間模様も複雑怪奇。例えば・・・

 

JRA所属になってから毎年GⅠ勝ちをしていたミルコ騎手ですが今年ここまで未勝利です。

 

クリスチャン騎手は来年は来日出来ないので出来るだけ勝ちたいと考えているでしょう。

 

中央でGⅠ勝ちの無かった三浦騎手にはこれが最大のチャンスです。

 

フェブラリーSに乗り馬がいなそうな福永騎手はこれが最後のGⅠ騎乗となりそうな情勢で。

 

そして、武豊騎手がここを勝てばGⅠコンプリートが達成されます。

 

これらの騎手はみんなよい馬に乗っていて本当に目移りします。未だにホープフルS有馬記念の後にやるなよ!的な事を言う人がいますがやっている方々は大真面目ですね。馬も騎手も充実したメンバーが集まったと思います。それだけに予想は難しい。まともにやったら当たりそうにないので今回は本命2頭でいこうと思います。能力的な本命(◎)が⑱ミッキーカプチーノ、願望的な本命(◉)が④セレンディピティです。

 

まず、◎の⑱ミッキーカプチーノですが矢作厩舎としてはコントレイルの様にここは通過点としたい考えです。関西馬ながら2戦2勝は府中と中山のいずれも関東圏のレース。大きいところを見据えているからこその連続輸送で最初からホープフルSを意識していたような使い方です。同じ条件ながらレース間隔が中3週と短いので葉牡丹賞の勝ち馬が出走するのは今回が初めてですが矢作厩舎も使いながら馬を仕上げる厩舎なので短間隔のローテはマイナス材料となりません。また、めったに関東を出ない戸崎騎手がこの馬の調教をつけるために栗東に赴いていますが、これも物凄い違和感でそれだけ特別なんだろうなと思います。実際、2勝の内容も素晴らしいものなのでここは取りこぼせない1戦だと思います。厩舎も騎手もやれる事をほぼやれており、準備万端でここを取りに来たと見て間違いなさそうです。大外枠を引いたので不利条件を最後に抱えてしまいましたが、それでも3着以内にはいるのではないかと思います。

 

◉の④セレンディピティの馬主はヴィクトリーやリンカーンなどでGⅠを勝っている近藤英子氏です。また、厩舎でこセレンを担当している方が英子氏の2頭のGⅠ馬の面倒も見ていた方で厩舎きっての腕利きさんです。界隈では名の知れた優秀な方だそうです。最近ではピクシーナイトをGⅠ馬にしています。その方が過去のGⅠ馬と比べてそれ以上の素質があると能力を絶賛しています。そう言う素質は前走の内容から私も感じる事が出来ました。いずれGⅠで人気を背負って走る馬なのだと思います。これは武豊騎手、大きなチャンスだと思います。武豊騎手自体もこのレースは得意にしていてGⅠ昇格以降は3度騎乗して【0・1・1・1】の好成績です。この枠なら先行してもいいですし、外差しになりつつあるので皐月賞のドゥデュースの様に後方から追い込んでもいいと思います。1勝馬ですけど結構やれそうな気がしています。その時の為にこの馬の単勝を買っておきたいと思いました。

 

〇にはインポケットで上手いレースが出来そうな①ファントムシーフ。福永騎手は前走勝ち後にこのレースでの騎乗を即決したそうです。それほど感触が良かったのでしょう。今年はタメ殺しが目立ち物足りない成績でしたが、調教師試験の重圧から解放されたからなのかカペラSで重賞勝ち、有馬記念2着と憑き物が取れた感じになっています。元々はスタートの馬上手い騎手ですからこの枠ならさすがに行ってくれるでしょう。

 

▲には⑬ヴェルテンベルク。京都2歳Sはあの不利で3着は凄いと思います。この組では一番可能性を感じました。また、⑬ヴェルテンの厩舎評は菊花賞有馬記念で2着だった同厩ボルドグフーシュ以上だそうです。今回もかなり自信を持っています。前走に続いて今回も11番人気ですが、もう一丁があるかもしれません。

 

以下は、上記で上げた騎手達の馬と残りの外国人騎手の馬を押さえました。⑥グリューネグリーン⑨セブンマジシャン⑩ガストリック⑪ドゥラエレーデ⑭ジェイパームス⑮キングズレインの6頭です。

 

買い方は◉の単複2点。◎から◉〇▲へ馬連3点。◉〇▲のワイドを箱で3点。◎から◉〇▲△へワイド9点。3連複は相手が多くなりすぎたので◎◉の2頭軸だけにして〇▲△へ8点とします。以上25点です。

 

有馬記念(GⅠ)

 

こんにちは。

 

秋競馬の傾向を整理していくと、

 

・3歳馬が強いこと
・外国人騎手が上手いこと

 

の2つがあげられると思います。これに合致している馬を積極的に扱っていくのが良いでしょう。

 

データ的にも3歳馬は強いですし、近年はその傾向を強くしています。これらを主軸に扱う事に違和感は感じません。加えて、コロナによる規制が解禁されて続々とやって来た外国人騎手の活躍は久しぶりに競馬を面白くしてくれたなぁと思っています。馬券になってくれるなら私は国籍を問いませんから彼らを信用したいと思います。この2つの傾向をどちらも満たしている⑨イクイノックスを本命(◎)として、⑩ジャスティンパレスを穴馬としてピックアップしたいと思うので4番手の☆印をつけたいと思います。

 

また、有馬記念はその年の最終戦です。余力がどれだけあるかとか、レースに向けて順調に調整出来たかが問われるレースでもあります。ほとんどの馬が体力の消耗戦を余技なくされるのでパフォーマンスを落としながらどれだけやれるかと言う勝負になります。ですが、今年は珍しく上昇度を持ってこのレースに挑む馬がいます。

 

それが⑤ジェラルディーナです。この馬のデキがかなり良い。美浦にいながら関西の外厩ノーザンFしがらきを利用している堀調教師も言っていた事なのですが、最近この外厩の仕上げがあまり良くないそうです。エ杯後の⑤ディーナもここに放牧に出されていたのですが、しがらきの仕上げに不安を感じた斎藤崇調教師が直接乗り込んで具合を確かめたところ、これなら厩舎で仕上げた方が良いと考えたそうです。予定を早めて栗東に戻す決断をしています。そのおかげもあり満足できる状態に馬を調整する事が出来ました。状態面に太鼓判が押されています。今では厩舎の先輩クロノジェネシスより不安材料が少ないなんてことを言っているぐらいですからよほど自信があるのでしょう。この枠ならオールカマーの様な競馬も出来ますし、馬の充実度が噛み合えばその時の再現も出来ると思います。ブエナビスタジェンティルドンナ、ラッキーライラック、クロノジェネシスなど度々チャンピオン牝馬を送り出すサンデーRなのもいいですね。そして鞍上が外国人騎手と言うのですからもう言う事がありません。今年も牝馬有馬記念になるかもしれません。⑨イクイノックスの評価とかなり近い対抗印(〇)です。

 

そして、上昇度が凄い馬がもう1頭います。⑨イクイノックスです。成長が遅く、本格化はこれからと言われていた馬でした、ここに来てどんどん良くなって来ているという事です。だから、厩舎サイドのトーンも非常に高い。完成前であれだけ強かったのにこの馬はどこまで上り詰めていくのでしょうか?父キタサンブラックも5歳時が一番強かったと当時の陣営は話していましたのでこの馬ももっともっと強くなっていくのでしょう。成長しきれない状態で走りパフォーマンスを低下させてしまった中山の皐月賞でしたが、あの頃とは馬も変わっていますので今ならこのコースをもっと楽に攻略できるかもしれません。

 

正直に言えば、5枠9番を引いた時に「あぁ、アーモンドアイと同じじゃん」っていう言葉が自然と口から漏れてしまいました。不吉だなぁと感じたからです。ただ、アーモンドの当時のレースを振り返ると枠が不利になるようなレースはしていませんでしたし、直線に向くまでスムーズに立ち回れていました。それで負けたのは馬が貧弱だったからで充実著しいイクイノックスがアーモンドの様な事になる事はないなと思います。また、皆さんもチェックしていると思うのですが有馬記念と同じ条件で行われた土曜日10RのグレイトフルSでは同じシルクの勝負服でルメール騎手がイクイノックスの予行演習でもするかのような競馬をして外から差し切りました。その瞬間、ルメール騎手はガッツポーズをしているんですね、条件戦にも関わらず。これは相当意識しているなと思います。きっと良いイメージを持って有馬記念を走れることと思います。これで⑨イクイノックス本命に一切の迷いがなくなりました。さぁ、勝って下さい!

 

蛇足ですが、このグレイトフルSの勝ち馬シルブロンはなんとトーセンジョーダン産駒。これはジャングルポケットが私の背中を押しているなと思いました。だったら尚更この馬で勝負です。

 

3番手にはやはり⑬タイトルホルダーと言うことになります。状態面に不安がないなら現時点の現役最強馬は間違いなくこの馬です。コース適性や距離適性、そして展開面から言ってこの馬の凡走はまずイメージが湧きません。懸案の状態面に関しては、厩舎サイドも、馬主サイドも、そして横山和騎手も大丈夫だと自信を持って同じ事を口にしています。これなら大丈夫そうですね。この馬も今年の成長が著しい馬でしたからやはり成長度が疲労を克服してしまったんだと思います。力を出せる仕上がりに持ってこれたと見て良さそうです。これを▲と致します。ただ、それでも1週前に物足りない物言いをしていたのも事実です。レース当週にこの状態に至ったことに急仕上げとか、なんとか間に合ったという状況を邪推する必要はあると思います。最後の坂を上ったところで疲れが出て何か差されてしまう事もあるかもしれません。それが⑨イクイノックスか⑤ディーナなんじゃないかな?と思っています。

 

思えば、キタサンブラックが4歳の有馬記念で差された時も勝ったのはルメール騎手騎乗の3歳馬サトノダイヤモンドでした。これと似た結果になるのではないかな?なんて思っています。そのキタサンブラック産の3歳馬が4歳の現役最強馬を差すなんてことになれば、これは痛快な歴史ドラマです。今年の有馬記念の結末にこんなシナリオはいかがでしょうか?結局、ルメール騎手はこの時みたいなレースをすればいいだけと言うことになりますね。

 

◎〇▲の3頭でほぼ決まるだろうと考えてはいますが、③ボルドグフーシュ⑥ヴェラアズール⑦エフフォーリア⑯ディープボンドの4頭も押さえて△としておきます。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点×2で6点。☆から◎〇▲へワイド3点。◎から△へワイド4点。3連複は◎-〇▲-〇▲☆△のフォーメションで11点。今日は26点です。

 

有馬記念だし、3連単も買ってみようかな?なんて思ったんですけど、ホープフルSが難解で点数が増えそうな感じがしています。ここは堪えて押さえていく事にしました。

 

<印一覧>

 

◎:⑨イクイノックス
〇:⑤ジェラルディーナ
▲:⑬タイトルホルダー
☆:⑩ジャスティンパレス
△:③ボルドグフーシュ⑥ヴェラアズール⑦エフフォーリア⑯ディープボンド

 

阪神C(GⅡ)

 

こんにちは。

 

メンバー的に⑭ダイアトニックや⑱グレナディアガーズが勝ち負けするレースですが揃って外枠へフラれてしまいました。イン前有利になりやすい阪神1400mですからGⅠ級の2頭でも楽な枠とは言えないと思います。本命から狙うのはちょっと怖いですね。であれば少しでも内にいる⑩ロータスランド、本命(◎)はこれがが良いと思います。この馬でもちょっと外かな?と思うのですがスタートダッシュが速いので発馬を決めて2・3頭分インに切れ込めれば何とかなると思います。マイルCSでも一瞬ですが直線一端は抜け出していて0.4秒差でした。この敗戦からも牡馬の一線級と渡り合うにはマイルはちょっと長い感じがします。高松宮記念2着とスプリント戦をこなせていたように本質的には距離が短い方が良い。この馬も1400m向きでしょう。同じ条件だった京都牝馬Sも優勝したようにこの条件はベストだと思います。秋3戦目で馬はさらに良くなっていますので前走以上の走りも期待出来る状況です。⑭ダイワも⑱グレナも強力ですが立ち回りで何とかしのいで欲しいと思います。

 

対抗(〇)は悩みました。⑭ダイアトニックと⑱グレナディアガーズはどちらも状態が良いので。この2頭では枠と脚質が噛み合っている方を優先することにします。先行脚質の⑭ダイアの外枠は少々不利のように思います。方や⑱グレナは昨年も大外一気のゴボウ抜きでしたからコースの制約を受けない能力上位のGⅠ馬です。大外枠でも昨年と大して変わらない競馬が期待出来ます。よって、上に取るなら⑱グレナの方が良いと思いました。海外遠征帰りの久々ですが間隔がたっぷりとあったので調整面に問題は感じません。久々も苦にしないタイプですからいきなり走れても良いと思います。クリスチャン騎手も昨年に引き続いての騎乗ですからレースのイメージもしっかりと出来ていると思います。

 

▲には⑦バスラットレオン。ダートの武蔵野Sからの臨戦になります。持続性能が問われる1400m戦はタフな馬場で鍛えられたダート馬とリンクします。前走の経験がプラスになることもあると思います。厩舎サイドも芝ならマイルよりは1400mの方が今は良いとジャッジしています。この距離は初めてですが適鞍の可能性も高そうです。また、今日の馬場も9.8と堅く前が止まりにくいイン前有利な感じがします。先手が取れるこの馬にはそもそも注意が必要です。逃げ切りもあり得るかと思います。

 

押さえですが、このコース特有のイン差し要因はこの路線の常連④トゥラヴェスーラと阪神コースを4走して全て馬券圏内で走っている①カイザーミノルを押さえておけばいいと思います。これらの他に⑭ダイアトニック⑮キングオブコージ⑯ルプリュフォールの3頭を加えて△は5頭です。


買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点づつ×2で6点。◎から△へワイド5点。3連複は◎〇-◎〇▲-◎〇▲△のフォーメション16点。全部で29点です。

 

<印一覧>
◎:⑩ロータスランド
〇:⑱グレナディアガーズ
▲:⑦バスラットレオン
△:①カイザーミノル④トゥラヴェスーラ⑭ダイアトニック⑮キングオブコージ⑯ルプリュフォール

 

朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)

 

こんにちは。

 

このレースが阪神にやってきてから外から差す馬が強いなぁと感じていたんですが今はそんな事がないですね。私のイメージ通り当初は二桁馬番の馬ばかりが好走していて3勝しているのですが実はそれも16年を最後になくなっています。以降の近5年は馬番10までの馬しか馬券になっていないという圧倒的に内枠有利なレースになっていました。この16年の勝ち馬がサトノアレスです。どこかのカルテでも触れましたがこの年までが時計がかかっていた年で、以降は速い勝ち時計が記録されるようになりました。だからつまりこういうことじゃないんですかね?

 

17年から高速馬場になった→時計が速くなった→イン前競馬になりやすくなった=外差しが決まりにくくなる→内枠有利な傾向になった

 

と。なんか、今はどこの競馬場でもそうですが競馬は基本インコースの方が有利です。先週の阪神JFも同じような結果でしたし、今週もそう言う競馬になるのではないでしょうか?こういう方針で今年は予想する事にしました。

 

本命(◎)に②ドルチェモア。この馬の安定した先行力は魅力的で、前付けしながら脚も溜められるので速い末脚も繰り出せます。決め手があるので信頼感が大きくなりました。絶好枠も引けたのでインポケ辺りで競馬をする事も出来そうです。展開に左右される事もなさそうで、ロス無しの立ち回りが期待出来ます。今回のメンバーでは最も無難な軸馬ではないでしょうか?また、サウジRCを1分33秒台で走った馬は全てGⅠ馬になっていますから勝ち負けの資格も満たしていると思います。スムーズな立ち回りをしてくれれば結果がついて来る気がします。

 

今回のメンバーで能力上位が間違いない⑫ダノンタッチダウン。この馬を対抗(〇)とします。前走の様な脚を使われると直線だけで全てを飲み込んでしまう事もあるでしょう。前走までに仕上げ過ぎる事無く能力頼みの態勢でしたが2歳GⅠは視野に入っていたので今回はかなり仕上げて来たようです。まだまだ競馬振りに安定感がありませんが、状態面が変わっているならレース振りにも変化があっていいでしょう。完成はまだ先っぽいので不発の可能性もありそうですが、能力だけでどうにかしてしまう可能性の方が高いかもしれません。

 

▲に⑤バグラダス。末脚自慢的な馬が外目の枠に入っているのでインから差せそうな馬を狙いたいと思いこの馬に白羽の矢。前走の勝ち時計は⑦オオバンブルマイ京王杯2歳Sを上回るものですし、マイルも新潟2歳Sである程度こなしていますので力が劣っている訳ではないと思います。今回のメンバーで大駆けを期待するならこの馬だと思いました。

 

そして、今回は4番手の馬を設けます。陣営の意欲の高さやライバル陣営からの警戒心の強さなどを考慮して⑭レイベリングを少しだけ特別扱いしたいと思います。これに☆印をつけました。他は③オールパルフェオオバンブルマイコーパスクリスティの3頭が△です。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲☆の馬連・ワイドを箱で6点づつの×2で12点。◎から△へワイド3点。三連複は◎〇から▲☆△へ2頭軸流し5点。今日は22点になります。

 

<印一覧>

◎:②ドルチェモア
〇:⑫ダノンタッチダウン
▲:⑤バグラダス
☆:⑭レイベリング
△:③オールパルフェオオバンブルマイコーパスクリスティ

 

阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)

 

こんにちは。

 

香港国際競走をやってみようかなとちょっと調べたのですが、馬で見るより騎手で見る方が面白いですね。私はビュイック騎手(トーセンジョーダン)、ボウマン騎手(シュバルグラン)、モレイラ騎手(リスグラシュー)のお三方には超大儲けさせてもらったので頭が上がりません。来日に消極的になっている方たちなので懐かしいなと思いました。日本にもまた来て頂きたいものです。そんな香港国際競走4鞍から1つを選んで今回のおまけ予想と致します。阪神JFの予想の後に記載しておきましたので良ければ参考までに。

 

さて、阪神JFですが本命(◎)は⑰ウンブライルにします。確証はありませんがサンデーR&ノーザンF陣営からすると勝たせたいのは⑨リバティアイランドよりも⑰ウンブの方だと思われます。少なくとも天栄サイドが本気なのは間違いありません。輸送もクリアしていて、マイルへの延長も全く問題ないとルメール騎手も話ていました。条件的な不安材料はほぼありません。ファンタジーSと勝ち時計がそれほど変わらなかったことからも重賞で通用すると見て良いでしょう。加えて、未だレースで鞭を入れられた事が無く、本気で走った事がありません。それでこれだけ強いのですから期待したくもなります。この馬もスタートが良くありませんから揉まれない外枠もかえって良いと思います。

 

対抗(○)には⑱ラヴェル。この馬も2戦2勝の無敗馬です。この馬も出遅れる馬なので大外枠はプラスだろうという話が出ています。こういう話が出てるなら、外目をスムーズに回って来てくれるのだろうなと思いました。長く脚を使えそうな馬なので焦って雑なリカバーをするよりはその方が良いと思います。調教で目立つタイプではないですし、前走も⑨リバティアイランドの内容の方が良さげに見えるのでそんなに強くないのではないか?見たいな風潮もありますが、デビューの頃からの関係者の話を総合すると見た目以上のポテンシャルを漂わせているように感じます。この馬が一番強いのではないか?とちょっと思っているので◎の⑰ウンブと遜色ない評価のつもりです。

 

枠を考えれば有力馬の中で最も競馬がしやすいのが⑨リバティアイランドで素直にこれを本命にするつもりでした。ただ、今まではテンションを上げないようにとソフトに仕上げられていたのですが1週前に気持ちの面が物足りないと最終調教で強めに追って闘魂注入しています。それだけ負荷をかけれたということなのでプラスに働く場合もありますが、そうじゃない場合もあり得ます。調整方法に変化があるのはちょっと気持ち悪いなと感じました。大きく崩れることも無さそうですがいつもと違う本馬ならいつもと違う走りをする事もあるのかもと考えました。また、川田騎手もなぜかGⅠになると下手に乗るので大きいレースでは信頼しきれない面も。3番手の▲まで下げることにしました。

 

他は①サンティーテソーロ⑤モリアーナ⑬ドゥアイズ⑭ブトンドール⑯ドゥーラの5頭を△とします。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点×2で6点。◎から△へワイド5点。3連複は◎〇-◎〇▲-◎〇▲△のフォーメション16点。今日もまた29点です。

 

<印一覧>

◎:⑰ウンブライル
〇:⑱ラヴェル
▲:⑨リバティアイランド
△:①サンティーテソーロ⑤モリアーナ⑬ドゥアイズ⑭ブトンドール⑯ドゥーラ

 

【おまけ】

 

香港国際競走の4競走からは投稿後に最も時間的な余裕があること、日本馬に一番チャンスがありそうなことからカップをおまけ予想として取り上げました。

 

かつて中山巧者として知られたウインブライトと言う馬がいました。そんな馬が香港Cを優勝しています。他にもQE2世Cも優勝し、シャティン2000mのGⅠを2勝しています。積極的な香港遠征の理由はシャンティのコースが得意な中山コースと似ていたからでした。実勢、2戦2勝の成績で中山と変わらない巧者ぶりを見せていました。このブライトがこれだけ走れていたのですからシャティンが中山との親和性が高いことは間違いがないことでしょう。だったら予想は簡単ですね、中山2000mのGⅠ馬が出走しているのですからそれを買っておけばいいじゃないですか。皐月賞馬ジオグリフが本命です。ジオのキャラももうはっきりしていて府中の様な大箱コースよりは札幌2歳S皐月賞の様に機動力を生かせるコースの方が良いのでしょう。シャンティがそういうコースならここは条件が揃っている印象です。人気も無いなら狙ってみようではありませんか!

 

相手はパンサラッサ1頭に絞ります。天皇賞(秋)2着でしたががこの馬も本質的には府中よりは中山みたいに直線の短いコースの方がいいんじゃないですか?あの脚質ですから。この馬もコース変わりで激走を期待出来ます。

 

ジオの単複2点と、ジオとパンサ馬連・ワイド2点。4点勝負でお気楽に結果を待ちます。

 

チャンピオンズカップ(GⅠ)

 

こんにちは。

 

道悪から良馬場へ回復していく状況なら別な話ですが、良馬場の状態ならダート戦に極端な馬場差なんてありません。物理の法則に従って内の馬から選んでいけば簡単なんじゃないですか?チャンピオンCも外ブン回しがNGなレースでインの方が絶対的に有利だと思います。

 

また、個人的な話で恐縮ですがダート戦を嫌いになったのはいつも無印の追い込み馬にやられていたからです。先行馬中心に馬券を組んでいたのでそう言う馬は軽視の対象でした。私にはそう言うトラウマがあります。今回の条件も基本的には先行有利なコースですが、GⅠともなると前も厳しくなることがありますから差しがしばしば決まるレースです。今回は差し・追込み中心に馬券を組もうと思います。

 

以上のことから今回は内目の差し馬が私のテーマです。イメージ的には8番人気で2着だった18年のウェスタールンドのイメージですね。この時は私も対抗〇を打っていましたが。今年はウェスタ―ほど後方ポツンの馬では間に合わないでしょうからある程度の位置取りを取れる差し馬を狙いたいと思います。

 

◎は③ハピ。〇は⑤ジュンライトボルト。内目の枠から差し脚に魅力のある2頭を本命対抗に選びました。一強態勢で断然人気⑫テーオーケインズの強さや優位性に異存はないのでこれを素直に▲とします。

 

◎の③ハピには横山典騎手が騎乗していますがこれには面白い逸話があります。JDDへの最終調整で当時の主戦藤岡祐騎手が寝坊して調教に間に合わないという事態になりました。厩舎も困っていたところ施設内のベンチに座っていた横山典騎手が暇そうにしているのを発見します。そこでダメ元でお願いできます?みたいになって、JDDの最終調整を横山典騎手がつけることになりました。その縁で2走前から横山典騎手が騎乗しています。以降はこの方らしい競馬を教え込むレースをしています。インの中段で立ち回ってインから差す競馬。これを2走続けていて、結果も3着、4着とそれなりに出ました。後方からの外差し競馬からは脱却していて器用な立ち回りが出来る馬にバージョンアップしています。しかも、乗り方が変わっても終いの脚は速いまま。今にして思うとこの2走もこの日のために合ったように思えます。

 

私は昨年のチュウワウィザードから馬券を買って密かに的中していたのですが、そのチュウワが引退してしまいました。管理していた大久保龍厩舎は新たな看板馬として③ハピと①グロリアムンディにとても期待しているそうです。現状の完成度から今回は①グロリアの方という雰囲気ですが、③ハピも使われながら一戦毎に強くなっています。前走は馬券から漏れましたがこれは右回りが影響してのものでしょう。左回りは走りが良いので前走より脚を伸ばせると思います。厩舎評では完成は先っぽいですが、私は2月のGⅠもこの馬で狙っているのでここは先物買いです。今回はまだピンパーっぽいですがこの馬の本命に迷いはありません。この先のダート戦線をこの馬でハピりたいと考えています。今日はそのスタートとなるでしょう。

 

〇の⑤ジュンライトはダートに転向して3戦2勝の実績で、重賞もここで初制覇。あと数戦すれば同じように芝から転戦した①グロリアムンディの様になるのでしょう。でも、最終的には⑤ジュンライトの方が強いのではないかと感じました。GOサインを出してからの反応も抜群で末脚に力強さを感じます。芝をやっていた頃から左回りの方が走りはスムーズでしたからここはやれる条件でしょう。もともとマイル~1800mを中心に使われていましたので前走から距離が短縮されるのも条件的に良いと思います。乗り馬に恵まれない石川騎手がようやくつかんだGⅠチャンス。本人も期するところがあるようです。

 

▲の①ケインズについては特にありません。3番手にしたのは今回のテーマ「内目の差し馬」から外れるからです。しかし、どうも評判通りのようですし、前走8分であの勝ち方ですから上積みは絶大。もう普通に勝つのではないでしょうか?不安材料は連覇が難しいというデータぐらいなので、これ以上に印を落とすのは愚かしいと思いました。

 

他は①グロリアムンディ④スマッシングハーツ⑦オーヴェルニュ⑨ノットゥルノ⑩クラウンプライドの5頭です。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点×2で6点。◎から△へワイド5点。3連複は◎〇-◎〇▲-◎〇▲△のフォーメション16点。いつも通りの29点です。

 

<印一覧>
◎:③ハピ
〇:⑤ジュンライトボルト
▲:⑫テーオーケインズ
△:①グロリアムンディ④スマッシングハーツ⑦オーヴェルニュ⑨ノットゥルノ⑩クラウンプライド

 

ステイヤーズステークス(GⅡ)

 

こんにちは。

 

このレース&コースのレコードってまだエアダブリンなんですね。平成6年の勝ち馬で鞍上岡部騎手ですよ。もうすぐ30年も経つというのに。ダブリンのレコードは3:41.6なんですが、近年はそれより4~7秒ぐらい遅い入線が続いています。馬も人も真面目にやっていないんですね、きっと。そんなレースなのでGⅡとは言え、ガラパゴス化した旧世代の遺物と言ったイメージです。ちょっとびっくりしました。

 

さて、①リピートレース②条件クラスでも勝ち負け可能③ネンイチ重賞でここがメイチの適性馬が強い④騎手の駆け引きにより展開が読みにくいなどがこのレースの特徴だと思います。この辺りをベースにして予想をします。

 

本命は⑦シルヴァーソニックにします。昨年の3着馬なので①の条件にあてはまります。成績欄からも③の条件も満たしているでしょう。そう言う馬は他にもいますが、この馬をピックアップしたのには特別な理由が2つありました。

 

まず、社台F&社台Rの馬であることです。今はノーザンF産駒やそれに類するクラブに押されて各種リーディングは押されっぱなしです。それを少しでも挽回しようと社台F&Rが躍起になるのが12月の師走競馬なのです。この時期は黄色地に黒縦縞の勝負服がやたらと好走します。この時期はチャンレンジCをソーヴァリアント、中日新聞杯をギベオン、ターコイズSシングウィズジョイ阪神Cイスラボニータなど主だった古馬重賞は全て勝利していて、2・3着も含めれば該当馬はいくらでも出て来ます。この月は社台F&Rがメイチで勝負してくる勝負月間なのです。このレースではこの馬が該当していますので狙いたいところです。

 

続いて、世界競馬において長距離レースで最も権威があるのはオーストラリアのメルボルンCだと思います。日本からも菊花賞馬が遠征して優勝した事がありますね。彼の国では国民行事的なGⅠです。それだけに長距離レースは盛んな国でそこで凌ぎを削った騎手は長距離レースが非常に上手いと言われています。幸いな事に日本で一番距離の長いステイヤーズS当日にオーストラリアの騎手が来日してくれています。レーン騎手ですね。厩舎側もレーン騎手の長距離レースでの技量の高さに期待して鞍上に器用しています(個人的にはレーン騎手には④メロディーレーンに騎乗して欲しいところでしたが)。今週で短期がキレますので最後に重賞勝ちをして欲しいと思います。

 

なお、落馬失格となった天皇賞(春)以来のレースとなりますが、賞金除外で出走できなかったアルゼンチン共和杯に出走するつもりで調整されていたので馬は十分走れる態勢にあります。久々を不安材料とはしませんでした。以上の事からこの馬を本命と致します。

 

〇には昨年の1~3着全てに先着経験のある①ディアスティマ。脚元の故障で長く休養していた馬ですが京都大賞典を一叩きしてより走れる態勢になっています。久々だった京都大賞典でも5着と走っていますし、メンバーもその時よりぐっと弱くなりますから新規参入の馬としては最も有力な1頭でしょう。あと、あまり気にしている人はいないと思いますが、この馬の走法がタイキブリザードに超そっくりなんです。鼻先が地面につくんではないの?と思うほどクビを下げて走っています。そう言えば、タイキも岡部騎手の乗り馬でしたね。これはサインの気がします。往年のタイキの走りを思い出せると思うので是非注目してみてください。

 

▲には上村調教師が栗東から中山入りする⑬アイアンバローズ。勝ち負け出来ると見ての東上の様です。昨年ももう少しで優勝と言う2着でしたし、〇の①ディアとも前走で0.1秒差の接戦。これも圏内の1頭でしょう。

 

他は② ユーキャンスマイル⑥ナムラカミカゼ⑨ディバインフォース⑩ベスビアナイト⑫プリュムドールの5頭を△です。

 

買い方は◎の単複2点。◎〇▲の馬連・ワイドを箱で3点×2で6点。◎から△へワイド5点。3連複は◎〇-◎〇▲-◎〇▲△のフォーメション16点。全部で29点です。

 

<印一覧>

◎:⑦シルヴァーソニック

〇:①ディアスティマ

▲:⑬アイアンバローズ

△:② ユーキャンスマイル⑥ナムラカミカゼ⑨ディバインフォース⑩ベスビアナイト⑫プリュムドール

 

【おまけ予想】

 

裏にチャレンジCがありますのでこちらもちょっとだけ。

 

こちらも社台F&Rの⑩ソーヴァリアントにします。オールカマーは心房細動で全くの参考外。予定していた天皇賞(秋)をスキップしてデキに全く不安ないとのこと。

 

これに相性の良い菊花賞から転戦してくる3歳馬⑤ビーアストニッシド、乗り替わりが吉と出そうな④サンレイポケットと⑨ブラヴァスの3頭を相手に採ります。

 

買い目は⑩ヴァリアントの単複2点と、⑩ヴァリアントから④⑤⑨のワイド3点。買い目5点にしておきます。無視した2・3番人気も条件・状況的に悪くないので薄目を少々買う程度にしました。