競走馬カルテ

2・3歳重賞の出走馬を分析・記録していくブログです。

宝塚記念(GⅠ) 2026【的中・回収率114.5%】

・こちらで宝塚記念(GⅠ)の予想案を投稿します。

・特集を更新するページではありませんが、思ったこと、感じたことを不定期に、ルールナシで投稿していくことはあるかもしれません。

・レース後に6月の予想案のページをUPします。来週以降はグレードに限らず、週一ペースで何らなの重賞の予想案を提案していく予定です。

 

宝塚記念(GⅠ)

 

こんにちは。

 

連敗続きだった大阪杯では現在の立ち位置や能力値の不安を。天皇賞(春)では長距離適性を。春の二冠は⑤クロワデュノールの不安材料をいかに払拭するかをやってきました。

 

宝塚記念でも引き続き⑤クロワの不安材料を払拭していきます。今回に置いてはやはりその臨戦過程を問題視すべきなのでしょう。

 

⑤クロワの父であるキタサンブラックは、大阪杯1着→天皇賞(春)1着→宝塚記念9着と最後に大敗を喫しました。今回父同様にこの過酷ローテを歩む訳でして、どうしても比較せざるをえません。

 

ですが、私は⑤クロワがキタサンと同じ状況にあるとは考えていません。

 

キタサンのの敗因は1戦々々の消耗が大きいGⅠ競争を完走するのは難しいと結論づけられました。しかし、本当にそれだけが原因でしょうか?良く思い出して下さい、キタサンの当時のハードトレを。

 

当時のキタサンに課せられていた調教は1日坂路3本という異例のものでした。こんな強負荷の調教はめったに行われることがないものです。こんな煮詰め方をすれば、どんな馬だってしんどいものです。そこに敗因の一端はなかったのでしょうか?

 

1戦だけでも消耗の激しいGⅠレースを、一々メイチに造って走らせればガス欠を起こして当然です。本当の敗因はその臨戦過程よりもこの過酷な調整過程にあったのではないかと私は考えているのです。

 

⑤クロワはそこまで煮詰まった調整はされておりません。臨戦過程は同じでも、キタサン以上に余力を持ってゲートイン出来るだろうと思っています。

 

また、大阪杯は前年レコードだったべラジオオペラよりも1秒以上遅く、天皇賞(春)も父キタサンが記録したレコードよりも1秒以上遅いもの。いずれも好時計ではありますが、このクラスなら標準的なもの。

 

前走においても、タイム差無しまで詰められているから限界まで走ったという見方もあるのでしょうが、それこそ距離適性だったのではないでしょうか?

 

レース内容の面から見ても後の競争に著しい負担を残したと考えるのは行き過ぎたもので、極限まで走り切った内容ではないはずです。

 

以上のことから、さすがに上積みとか上昇度は期待していませんけど、キタサンのような走れない状態にはないと思っています。前走維持ぐらいの状態にあって不思議ありません。

 

であれば、元々の能力値が高いのですから、走れる状態にあるなら普通に勝ち負けの計算をするべきでしょう。

 

なお、共同記者会見では調教師が今回のデキに関して泣いておられましたが、この方の性格上完璧でないことが不安でしょうがないのだと思います。言うほどの悪い状態ではないと考えています。

 

よって、今回も不安ナシの判断で、安心して重い印を打つ予定です。

 

相手関係ですが、人気順に⑯メイショウタバル、②ミュージアムマイル、⑰レガレイラ、①ダノンデサイルの4頭のGⅠ馬が順当に結果を出すんだろうなぁと思っておりまして、どれかを消すという判断をするつもりはありません。

 

その序列付けが重要になりますが、その前にその他の馬について手っ取り早く取捨しておこうと思います。

 

それ以下の馬がこれら4頭の間を割るのはかなり厳しいのではないかと思っています。が、伏兵陣にも良い馬、勢いのある馬、適性の高い馬などは多く、こんな豪華メンバーでなければ印はいくらあっても良いぐらいです。

 

とは言え、上位人気で決着した時に備える必要もあり、印が増える事は得策とは思えません。押さえるとしてもせいぜい1頭、2頭でしょう。出来るだけ削っていきたいところです。

 

相手は力上位のGⅠ馬であり、それらはどれも状態が良く、力の衰えもありません。充実期にある国内トップクラス相手に追い比べでこれに勝る馬はいるか?と問われれば、私はいないと思います。差しに構える馬は買いづらいですね。

 

伏兵に出番があるとすれば、前で運んだ馬がGⅠ馬の末脚が不発した時に前残りするしかありえないと考えています。4角先頭ぐらいの競馬をしていないと厳しいことになると思うので、そういう個性・適性の馬を穴馬として押さえていきます。

 

この点で考えられたのは、

 

自在性のある⑮マイユニバース

 

有馬記念でそのように立ち回り2着した⑨コスモキュランダ

 

好位で立ち回れる④ミクニインスパイア

 

2200mだとそういう競馬が出来る⑩ジューンテイク

 

の4頭でした。これでもまだ印は多い。多少の可能性を無視して鬼絞りしていきましょう。

 

今回想定される展開・隊列からすると⑮マイユニはオミット。厩舎側から乗り方の指示は出ていませんが、横山典騎手が外枠から積極的な競馬をするイメージが持てなかったので消すことにします。よどみなく流れると思うので、道中で動くタイミングもなかなかないと思います。

 

⑨キュランダは今回も有馬記念同様に、牽制しあう上位勢力の間隙を突く作戦です。可能性はありそうです。が、それ以前に中山以外のコースでの走りが極端に悪く、とりわけ輸送の伴うレースでの成績が良くありません。阪神でそれが出来るか?の根拠は見いだせなかったのでこれも除外します。

 

④インスパのこれまでのレースを見るに、好位から抜け出す脚はこのクラスでは厳しいと思いました。日経賞のような組み合わせならそれも可能ですが、トップクラスを相手にするとそれは決め手の弱さとなって現れると思ったのでこれも買いません。

 

残ったのは、16番人気の⑩ジュンテのみとなりました。この馬に△を打ちます。着目したのは2200m適性の高さです。

 

2200m重賞を2勝しており、いずれも4角早めの積極策で押し切る内容。他にも2200mの神戸新聞杯では逃げ切り勝ちした⑯タバルを番手でマークしてで0.1秒差の2着。

 

ですが、他距離のレースだと差しに構えてしまい、中日新聞杯や金鯱賞のように末脚勝負で⑬シェイクユアハートに差し負けています。

 

また、宝塚記念には昨年も出走しています。脚元の不安で長期の休養を挟んだ影響があり結果は大敗でしたが、やはり⑯タバルをマークした競馬ぶり。この距離だと本当に走りのリズムが良い。そういう競馬をするのに⑩番枠も絶好でレースもしやすく、良いレース運びは出来そうです。

 

なお、宝塚記念への出走は当初予定にないものでした。ここは急遽な出走ではあります。

 

ですが、あまりの状態の良さに「このデキで使わないのはもったいない」と放牧先からわざわざ呼び戻したそうです。

 

厩舎スタッフも週刊誌のフォトパドックに本馬が取り上げられなかったことに憤慨しており、「見て下さい、この黒光りするピカピカの馬体を!」と世間の評価に反発しています。それだけに状態面については「太鼓判を押せます!」と強調。仕上がりについては問題なさそうです。

 

この状態の良さに2200m適性の高さが加味されれば一発を期待出来るかもと思いました。

 

よって、押さえはこの⑯ジュンテのみと致しました。

 

それでは、気になる上位グループの序列付けを人気順にしていきましょう。

 

⑯タバルについては良い話しか出来ないですね。ネガティブな話をしたらそれはこじつけレベル。2番人気も納得です。

 

阪神コースは4戦し、2度のGⅠ競争も含めて連対率100%をキープ。コース適正の高さはメンバー随一です。

 

また、同じ阪神コースでも大阪杯よりは宝塚記念というのが関係者の考えですから、調整もここでMAXになるように逆算されて調整されました。有馬記念以来の2頭よりはよほど順調ですし、大阪杯の3着馬相手にも適性で上回ります。

 

8枠に入った点を不安しする専門家も多いですが、陣営にその考えは全くありません。1角までの距離の短い大阪杯と違い、宝塚記念は1F分1角までの距離が取れているので、どうとでもなるだろうとのんきに構えている感じ。

 

また、同枠の同型⑱ミステリーウェイのトーンも低く、競りかけてでもという気概はなく、控える競馬を視野に入れているので、今回は楽な⑯単騎で行けそうです。願ってもない絶好の展開が待っています。

 

正直、この状況でケチをつける方がバカというもの。普通に勝ち負けの状況、状態です。⑯タバルから入る予想も理にかなっているでしょう。

 

でも私バカなのでケチ、付けたいと思います。

 

これまでも何度も触れてきましたが、この馬の強みは道悪馬場を良馬場並みのスピードで駆け抜けてしまえることです。

 

昨年の宝塚記念は良馬場だったイクイノックス(23年)より0.1秒速いもの。同じ稍重だったマリアライト(16年)、サトノクラウン(17年)、ミッキーロケット(18年)、クロノジェネシス(20年)と比べても最速。

 

タフな馬場になっても速力が棄損されないことにこの馬の強さがある訳です。

 

なので、良馬場でも高速決着にはそれなりに対応します。天皇賞(秋)が0.2秒差、大阪杯が0.1秒差。良馬場だからダメってことは全くありません。

 

が、良馬場であれば⑯タバル程度の速力を持つ馬はいくらでもいるので、この馬の強みが帳消しになってしまうのです。

 

とりわけ、昨年からレース日が2週早まり馬場のコンディションは以前よりも良く、本日のクッション値も10.0と硬い。スピードの要求値が上がることでパフォを上げる馬はいます。

 

昨年の敗因が稍重だった馬場状況にあった⑰レガレイラや、良馬場が絶対条件の②ミュージアムなど今日のコンディションを喜ぶ陣営も多い。そこに⑯タバルの隙があると私は考えました。

 

よって、頭のない2~3番手の評価が妥当と考えます。

 

続いて、3番人気の②ミュージアム。

 

ご存じのように、ドバイがダメで、香港もダメ。有馬記念以降は回避の連続。故障による変更ではないので、競争能力に影響のあるものではなく、都度仕上げていたことで完全な休養明けではないと専門家の皆さんは言います。

 

確かにそうではありますが、関係者からすると

 

「この中間は何度もトレセンと外厩を行き来し、仕上げては緩め、仕上げては緩め、という形になってしまっている」

 

と調整の難しさに泣いているのです。

 

ので、ノーザンFしがらきサイドは「正直、イマイチ」と話し、厩舎サイドも「帰厩した時は今までで一番良くない状態だった」と話しています。

 

ただ、帰厩後の調整は順調に進み、8分から始めて9~9.5分ぐらいの仕上がりにはあると、走れる状態には仕上がったそうです。なのでレーン騎手も「仕上がっている」とデキの良さに納得しています。

 

要するに、100%のメイチ仕上げには至っていませんが十分やれるデキにあるということでしょう。その点は⑤クロワと同じ状況ということです。その⑤クロワの頭はあると考えている以上、②ミュージアムにもその可能性があって良いと思います。

 

内回り適性はメンバー屈指の高さなので本来は本命でド頭から狙いたいポテンシャルを有します。逆転の候補として採っておこうと思います。

 

4番人気のレガレイラ。

 

昨年は2番人気で11着に大敗。骨折明けの状態だったので仕上げ切れなかった弱みはあったそうです。が、それ以上に良くなかったのが稍重だった馬場状況。厩舎としてはそちらの方が敗因として大きいと考えています。

 

その点、今年は良馬場で行われ、かつ仕上がりも順調。これと言った問題点は見られません。だから陣営も自信を持っています。

 

優勝とまで言い切るつもりはないそうなのですが、2・3着はないとダメと考えています。勝負なって当然と考えているのでしょう。

 

同じ前走有馬記念組でも②ミュージアムとは違い、当初からここを目指した復帰戦。調整の具合では②ミュージアムより好感は持てます。

 

挑むにあたり悪くない状況であり、あとは牡馬を相手にした力関係だけでしょう。

 

それだけに8枠は痛恨。実力拮抗の牡馬GⅠ馬4頭を相手に、牝馬のこの馬が背負うには大きなハンデになりそうです。距離ロスを被って走り、それでなお強力な牡馬を上回れるでしょうか?これは試練のレースとなりそうです。

 

なのですが、興味深いデータもありますね。

 

過去10年で牝馬の優勝は3頭で4度。うち、マリアライト(16年)、リスグラシュー(19年)、クロノジェネシス(20年)は8枠からの優勝でした。牝馬の有力馬が8枠に入ることは吉兆のサインかもしれません。

 

枠の不利は吉兆データで相殺!とするのは非科学的ですが、そうやって評価しちゃうのも面白いかもですね。評価は3・4番手ぐらいにしようと思います。

 

5番人気の①デサイル。

 

大阪杯では右回りの走りに課題があると指摘。その通りの結果になりました。陣営からも左回りの2400mがベストと話しており、右回りのGⅠでは適性のズレがあります。宝塚記念は1F距離が伸びただけでそれ以外はほぼ同条件。この馬の適性には合致しませんね。

 

でも、興味深い話もあります。

 

JC3着、有馬記念3着、大阪杯3着。直近3走はオールスリー。ここも3着だとミスタースリーとか言われそうです。

 

が、関係者からは「3着続きは途切れるかも」と意味深発言がありました。これは2着以上もあれば、4着以下もあるとの考えです。さて、どちらなのでしょうか?

 

4着以下の可能性を先に話しておけば、それは単純な足し算の問題です。

 

有馬記念で先着された②ミュージアム、⑨キュランダがいて、大阪杯で先着された⑤クロワ、⑯タバルもいます。

 

2+2は4ですから、自然と5着以下になるからです。この条件では①デサイルより強い馬がいるからということでしょう。

 

だとすればかわいそうなダービー馬・・・

 

では、2着以上の可能性とは?

 

それはこの中間におけるこの馬の変化によるものです。

 

上記で触れたように右回りだとモタれるクセがあり、追い出してからの反応がイマイチになるからです。オールスリーの3戦もそれに起因したものです。

 

しかし、この弱点が改善された可能性があります。

 

馬具を調整したことで真っすぐ走れるようになったとの話。1週前に跨った戸崎騎手からも「改善されている」とその確認がされています。前走までと一味違った走りを右回りでもするのかもしれません。

 

大阪杯は2000mで忙しい印象もありましたから1Fの延長で走りのリズムも良化すると思います。それに右にモタれたとしても、最内①番枠を引いたことは幸運。これでラチを頼って走れます。大阪杯以上に走れる条件が目立ち、上積みの余地を大いに感じられました。

 

共同記者会見では、調教師は慎重なコメントに終始していました。こちらも若い調教師なので、神経質な面があるのかなぁと思いました。

 

実際、厩舎スタッフからも「なんでそんなに慎重なの?」みたいな感じで首を傾げていたそうです。なぜなら上記のように良化した面も確かにあるからです。

 

今回は若い調教師の不安よりも、年配者である厩舎スタッフの話を重く受け止めた方が良いかもしれないです。

 

以上の序列付けを基に、最終判断は下記のようになりました。


<印一覧>

 

本    命:⑤クロワデュノール

相手1番手:①ダノンデサイル

相手2番手:②ミュージアムマイル

相手3番手:⑰レガレイラ

相手4番手:⑯メイショウタバル

穴         馬:⑩ジューンテイク

 

買い方は

 

⑤クロワの単複2点。

⑤クロワから全馬へ馬連・ワイドを5点づつ×2で10点。

⑤クロワから全馬へ3連複1頭軸流し10点。

 

全部で22点になります。

 

本命⑤クロワについて補足しておけば、素直に考えればここは評価を落すタイミングで間違いありません。

 

なので、ここは心情的な本命馬と致しました。

 

その理由は⑤クロワにテイエムオペラオー超えの可能性を感じたからです。

 

今年は凱旋門賞の登録をしなかったとのこと。

 

それを聞いた瞬間に秋は国内に専念、だとすると秋のGⅠ3連勝し、世紀末覇王を超えて、年間GⅠ6勝の大記録の誕生だ!

 

て、単純な私は思ったからです。

 

昔は当たり前だった国内の王道ローテの完走。それだけでオールドファンは胸が熱くなるはずです。

 

しかも、全て1着で走りぬいたら最高じゃないですか!

 

春の古馬GⅠ全勝なんて通過点にして欲しい。

 

目指すは史上最強馬。

 

そのためにも宝塚記念は負けないで欲しいと強く思ったわけであります。

 

はい。

 

その他の馬についてはここまでに話したつもりなので、今回はここまでになります。

 

みなさん、春競馬お疲れさまでした。

 

夏競馬もほどほどに楽しむつもりなので、よろしくお願いします。