競走馬カルテ

2・3歳重賞の出走馬を分析・記録していくブログです。

毎日王冠/京都大賞典/府中牝馬ステークス 中長距離GⅡ3戦をまとめて

 

こんにちは。

 

毎日王冠には2歳GⅠ馬が2頭に、大阪杯の勝ち馬が2頭。これに府中牝馬Sと両睨みだったソダシも参戦する可能性があったので先月から凄いレースになるななぁと期待していました。あいにくソダシは府中牝馬Sの方に回ってしまいましたが、それでもGⅠ馬4頭は近年ではかなり豪華な組み合わせ。せっかくの3連休ですしこういう楽しいレースは片手間でも良いのでやっておいた方がいいですね。

 

また、ソダシの動向も気にしていたので出走してくれるなら府中牝馬Sの方も注視しておく方が良さそうですね。他にアカイイトが出走予定でGⅠ馬が複数出走しますから注目に値するでしょう。他にアンドヴァラナウト、ローザノワールなどGⅠ級の出走もありますのでメンバーは揃っています。これもやっておきたいと思います。

 

こうなるとですね、GⅡ2戦の間に挟まれたGⅡ京都大賞典がかわいそうですよね。GⅠ馬こそいませんが、重賞勝ち馬は7頭もいるのでGⅡグレードにふさわしいメンバー構成です。正直言えば、古馬戦を蔑ろにしている最近の私にはよくわからない馬が殆どなので出来れば買いたくないのですが、京都大賞典だけを仲間外れにするのは良くありません。やっぱりこれも追加しておきましょう。

 

よって、中長距離のGⅡ3連戦をこのページ1枚に簡易的にまとめて簡単な予想案を提案させて頂こうと思います。ただ、これらはいずれも「おまけ」のつもりでおりますので精度はあまり求めないでください。オールカマーの様に3頭選んで馬連ワイド3連複の7点セットとか、1頭選んで総流しとか。絶対当てられないと思ったら複勝1点勝負でおしまいなんてことも。その際は何卒ご了承ください。

 

なお、10月後半には短距離GⅡも2戦組まれています。ただ、GⅠが始まっているその頃になるとさすがに手一杯だと思います。このカテゴリーは予め遠慮申し上げたいと思います。

 

毎日王冠(GⅡ)

 

メンバーが充実している点もそうなのですが、今年の様相が例年と違うのは活きの良い3歳馬がいないことですね。18年以降ステルヴィオ2着→ダノンキングリー優勝→サリオス優勝→シュネルマイスター優勝と古馬勢は軽量が味方する3歳GⅠ級に粉砕されています。それが今年は1頭もいないので久しぶりに古馬のガチンコ勝負となりそうです。ここでGⅠ馬4頭を簡単に、そして無責任に書いて行こうと思います。

 

人気になりそうなのは安田記念3着サリオスあたりでしょうか?私は安田記念で8番人気だった本馬からワイド3点で的中しました。抜粋した理由は状態が良かったこともありますが、鞍上がレーン騎手だった事が大きいです。この馬はもうレーン騎手じゃないと馬券になれないんじゃないの?って思ったからです(成績表参照)。なので、個人的にはレーン騎手が乗れないというだけでマイナス材料にになるのでは?と思っています。サリオスの能力が落ちたという話はここまで一切ありませんが、強くなったという話も一切聞きません(良い頃に戻ったという話ならありますが)。なので、安田記念の好走だけで絶対的な評価を与えて良いものかは懐疑的に思っています。GⅡレースと言ってもGⅠ馬多数の組み合わせで油断は出来ません。

 

それならもう1頭の2歳GⅠ馬ダノンザキッドの方が面白いかも。GⅢまで格を落として出走した前走関屋記念はさすがに3着以下には落ちないだろうと複勝1点勝負で気楽に見ていたのですが実に危なかった。斤量差のない別定戦でジワジワとしか伸びれなかったのは感心出来ません。手応えは物凄くありましたので楽勝だなって見ていたんですけど、追い出してから加速するまでに時間がかかっていました。ビュっと切れなかったのはマイルの決め手勝負があっていなかったような印象を受けます。GⅠだとペースが流れるので持続性を発揮出来ますが、GⅢぐらいまでレベルが下がるとレース内容が軽くなるので切れ味だけで格下にやられてしまうのだと思います。関屋記念も究極の上がり勝負でしたから、敗因はそんなところでしょう。こういう内容だとあと1Fぐらいなら距離はあってもいい気がします。そもそも2歳GⅠ馬と言っても2000mの方を勝ったクチ。延長は悪くありません。府中1800mも重賞勝ちの舞台。今回はやれそうな気がします。ただ、ダノンの馬を蹴って川田騎手はレイパパレの方に騎乗します。鞍上配置の動向は気になる材料ですね。

 

大阪杯馬2頭は今年の大阪杯の1・2着馬で、その後それぞれGⅠを1戦しています。

 

ポタジェは8番人気で大阪杯を制覇しましたが、スプリンターズSを勝ったジャンダルムも8番人気でしたね。池江厩舎は昨年重賞未勝利でしたが今年は人気薄でGⅠを沸かしています。とは言え、ポタジェに関してはGⅠ級の評価はされていなかったようで厩舎も頭は難しい、善戦して3着ぐらいならという話でした。同じ8番人気でも一発を狙えると盛り上がっていたジャンダとは期待度で雲泥の差があったと思います。ポタの評価は大阪杯勝利後も上がる事は無く、かなり恵まれた勝利と宝塚記念出走時に自虐しています。また、体調も去年の方が良かったという程で大阪杯時に絶好調という感じまでもって来れていません。11着と大敗した宝塚記念は当然それ以下です。既にピークダウンに入っているのか?春はたまたま調子が悪かっただけなのか?その辺の見極めが重要です。良い頃に戻っているようならGⅡぐらいならやれて良いと思います。

 

レイパパレ大阪杯2着からヴィクトリアMに進んでいます。前進気勢の強さは3歳時から指摘されていました。ポテンシャルで2000mをこなしていたクチで、スペシャリスト揃いの中距離GⅠで大威張りできる能力の持ち主ではありません。ヴィクトリアMの記者会見で川田騎手がこの距離を切望していたと話したように本来はこのぐらいの距離の方が良いのでしょう。そんなヴィクトリアMは1番人気の支持を受けていましたが12着の惨敗。レース後の川田騎手は明確な敗因を避けていましたが、スタートで下手こいた川田騎手が悪いんじゃないですか?出負けして慌ててリカバーした序盤の立ち回りは感心出来ません。また、中距離戦ならそれで良かったのでしょうがテンの速いマイルで急かしてしまったのも良くないと感じます。最後に脚が残っていなかったのはそんな理由かもしれません。慣れればマイルでもやれそうなスピードは見せていましたが、1F伸びる今回の方が今は走りやすそうだなと思います。前走だけで見限らない方がまだいいでしょう。

 

以上、GⅠ馬を中心に書いておきました。でも、それ以外のメンバーも侮れない馬が多いです。容易にナシ判定できるのは、出られそうなレースで出走手当を稼ぐという方針のもと使われているハッピーアワーぐらいですね。

 

その他は興味深い馬が多いと思います。2歳GⅠ2着のレッドベル―オブは前走でようやく復活しましたし、藤沢厩舎の忘れ形見キングストンボーイは新規開業の蛯名厩舎ではなく鹿戸厩舎に振り分けられているところがミソですし、エプソムC4着のジャスティンカフェはいつ重賞を勝ってもおかしくないムードでしたし、それを負かしたノースブリッジは当時仕上げ途上で七夕賞にスライドしたいと泣いていたくせに優勝するぐらいですし。どれも伏兵の扱いになりそうですが妙味のある勢力です。GⅠ馬が叩き台に徹してくるなら出番はありそうです。

 

毎日王冠の予想はこちらから▼

 

京都大賞典(GⅡ)

 

こちらは天皇賞秋よりもJCを目指してという長距離馬が集まるレースです。ただ、近年は本番と縁遠い感じになっています。かつてはキタサンブラック、シュバルグラン等がここをステップにJCを優勝しましたが今はそんな感じがありません。GⅠ級の出走もないではないですが、昨年8歳で勝ったマカヒキや7歳で3着だったキセキなど出てもロートルばかりです。

 

今年のメンバーも悪くないんですけどGⅠで期待したくなるような馬もいませんし、中途半端に多士済々で難しいですね。あまり乗り気はしませんが・・・

 

強いて言えば、今年調子を上げているマイネルファンロン(デムーロ)と今年お世話になっているボッケリーニ(浜中)でしょうか?でも、2頭の鞍上は私の期待を最近よく裏切ってくれるのでちょっと嫌だなぁと思っています。

 

と、こんなテンションなので京都大賞典はあまり書く事がありませんのでこの辺で。腑抜けた予想になりそうですがお許しください。

 

ところで、JCと言えば昨年と今年の凱旋門賞馬が参戦に前向きな感じですね。まだ検討中ですがどうなんですかね?3億の賞金が今年から4億になるので来てくれるのかもしれませんね。来たら凄いことになりますね。

 

京都大賞典の予想案はこちら▼

府中牝馬S(GⅡ)

こんにちは。

 

何か書こうと思っていたのですが失念しておりました。今更なのでごたくや、うんちくは「10月の予想案」の方で加工と思います▼

re-poke.hatenablog.com